StarWalker’s diary

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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』~タリサン・リントラだけじゃない!美しきレジスタンスの女性パイロットたち~

  明けましておめでとうございます。今年も本ブログを宜しくお願い致します。

 スター・ウォーズ映画最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が遂に12/15に公開され、これからは『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』で語られた内容も含めて、引き続き同じように考察をしていきたいと思います。

 今回は、ちょっとストーリーの謎解きという内容から少し趣をかえて、新三部作で登場したレジスタンスの女性パイロット(とその他)たちと私が良かったと思う彼女たちのベストシーンについてまとめてみました。

《!以後、『最後のジェダイ』のネタバレ含む。未鑑賞の方は読まないでくださいね》

 

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レジスタンスの女性パイロットたち

 30年前と異なり『スター・ウォーズ』世界でも女性の社会進出が進んだのか、『新たなる希望』の時とは変わって、映画に登場するのも女性パイロットが非常に多くなりました。

 『新たなる希望』の銀河内乱時代、デス・スター攻撃の時なんて、レッド中隊、ゴールド中隊合わせても、イケメンパイロットは、ルークとウェッジくらいであとは、あとは、まあオッサンばっかでしたからね(失礼!)。

 ポーキンス氏なんかは、普通の空軍海軍の戦闘機乗りっていうのは、軽量化重視だから体重制限とかあるはずで、身体検査でよく落ちなかったな、というくらいの体形をしてたりしていたわけで(笑) 

 それに比べると、新三部作の時代においては、若い女性の活躍が目立つレジスタンス。新三部作で登場活躍したレジスタンスの女性パイロットと士官、兵士たちを、いい機会とばかりにまとめてみました

 ちなみに、カノン映画に出演していない女性パイロットなどは沢山いますがが、ここでは取り上げてません。あと、レイア、ホルドー、ローズは主要キャラクター枠ということで彼女らも除いています。 

ジェシカ・パヴァ

  『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で登場。新三部作において初登場した女性パイロットだろう。演じているのはイギリス出身でアジア系ジェシカ・ヘンウィックで、『ゲーム・オブ・スローンズ』のナイメリア・サンド役で有名になった女優で役名と役者のファーストネームが一緒。

    『フォースの覚醒』でキャスティング・ディレクターのニナ・ゴールド氏によって招集された『ゲーム・オブ・スローンズ』組の一人。ブルー中隊の三号機(ブルー・スリー)のパイロットで、惑星タコダナ、スターキラー基地の攻撃で活躍し、無事生還していた。

    優秀で頭の切れるエースパイロットというイメージではないもののスターキラー基地攻撃では、圧倒的不利な状況で一生懸命戦う感、オドオドしながらも私頑張ります感が出てたキャラクターでした。

 私が気に入ったベストシーンは、スターキラー基地の破壊に成功して、帰還する際に体を傾けながらほっと安堵の笑みを浮かべる時の彼女のワンカット。彼女の戦闘の緊張感が一瞬ほどけた感じが伝わって、こっちも安心して一息つく感じにさせてくれる場面でした。

 『最後のジェダイ』での登場はなく、復活を望んでいたファンも多かったのですが、その後どうなったのか・・レジスタンスの生存者の中にはいないのでディカーの戦いの中で戦死してしまったのだろうか・・   

 

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パミッチ・ネロ・グード

 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で登場したが、ジェシカ・パヴァと異なり、本作でも引き続き登場。司令船ラダスから惑星クレイトへの撤退の際に、コヴァ・ネールとともにポー、レイアらを乗せたレジスタンスの輸送船を操縦していたパイロット。演じていたのはクリスタル・クラーク。  

    彼女も惑星クレイトでスキースピーダーで出撃した13機の一人。本来なら輸送船のパイロットである彼女が、戦闘機やスピーダーに乗り前線で戦うことはないはずだが、絶対絶命のレジスタンスの窮地に戦う姿と、使命感に心を打たれる。

    スキースピーダーでの出撃の際の、顔を写したワンカットだけでそんな彼女の使命感が伝わってくるのがよく胸を熱くさせてくれてベストショットでした。同じ輸送船パイロットのコヴァ・ネールと違うのは、彼女と違ってポーやデイシーとの台詞のやりとりがあった点。惑星クレイトへ急ぐ輸送船の中で、ポーに「最大速力!」と言われて「やってます!」と答えたりと活躍していました。 

 

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コヴァ・ネール

  『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で登場。司令船ラダスから惑星クレイトへの撤退の際に、パミッチ・ネロ・グードとともにポー、レイアらを乗せたレジスタンスの輸送船を操縦していたパイロット。同じ輸送船パイロットでも、デイシー中佐やポーと台詞のやりとりのあったパミッチに比べて、台詞もなく、出番も少ないですが、撤退戦においてレジスタンス首脳陣を無事に輸送した功績は大きいです。

 

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タリサン・リントラ

  『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で登場。映画冒頭の惑星ディカーからの撤退戦の際に、爆撃機部隊を支援するブルー中隊の中隊長でA翼機を操縦していた女性パイロット。残念ながらレジスタンスの撤退の際に、超空間を超えてきたファースト・オーダー艦隊と決戦のため出撃しようとしたところ、カイロ・レンのTIEサイレンサーによるミサイル攻撃を受けて戦死してしまう・・

 個人的にはジェシカ・パヴァと並んでもっと活躍して欲しかった一人・・ ペイジが犠牲になって投下される爆弾を確認しながら「爆弾投下!」と言う彼女の姿と、ラダスの格納庫で彼女が出撃のサインをキャノピー越しに送って、左の口角を上げて笑うあたり、映画を通しても私が良かったと思うシーンの一つ。これおもわず惚れちゃうだろ!というワンカットで、男女問わず人気が出そうな彼女だっただけに、直後の悲劇を思うと残念極まりない。

 演じていたのはハーマイオニー・コーフィールド。イギリス出身の若手女優。『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』でレコード屋の店員を隠れ蓑にしていたIМFのエージェントを演じて評判になってました。 

   戦死してしまったので次作での復活はないですが、スピンオフとかではぜひとも活躍を見たいと思うキャラクターの一人です。

 

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名称不明

    惑星クレイトでスキースピーダーで出撃するパイロットの一人。出撃シーンで1秒程度顔が映るだけですが、ホラー映画シリーズ『ディセント』で有名なスコットランド人女優シャウナ・マクドナルドが演じています。たった13機のスキースピーダーでレジスタンス存亡をかけた戦いに命を投じる、という悲運ながらも極めて実直かつ献身的な使命感を、彼女の表情に見ることができて胸を熱くさせます

    撃墜された様子はなく、ルーク登場後のシーンで一瞬だけポーの背後に写る場面があったので、おそらく最後まで生き残ったのだろうと思われます。

    また、ボルドーから指揮権を奪おうとした5人(ポー、コニックス、カイ・スレナリ、Nodin Chavdri、そして彼女)の一人だったり、結構地味に重要な局面に登場していましたが、キャラクター名が不明なので、情報お持ちの方がいたら教えて下さい・・・

 

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ペイジ・ティコ

  パイロットではないですが、今回、爆撃機の砲撃手として登場したのがペイジ・ティコ。ローズの姉の設定。知っていても言ってはいけない気がする事実を言えば・・ローズと全く似てないだろ!演じていたのはベロニカ・グゥ(ベトナム名:ゴー・タイン・バン)でベトナム人の歌手、女優である。

 私は知らなかったのですが、ベトナム映画や有名なところでは、アン・リー監督の『グリーン・デスティニー』の続編である『ソード・オブ・デスティニー』なんかにも出ていたようです。

    登場する女性キャラクターでは均整が取れた綺麗な顔立ちをしていた彼女。友軍機が撃墜していく激しい戦いの中、激しい息遣いと一緒にマスクを外し口元と顔がはっきりアップになる初登場シーンは、緊迫感も伴ってハッする瞬間で、印象に残ったシーンの一つ。

    確かに死んだ英雄になってしまった彼女ですが、ドレッドノート撃沈の勲功第一は彼女で、あやうくレジスタンスを全滅しかねない自滅作戦の窮地を救ったのだから、ある意味ポーの名誉も彼女のおかげで守られたわけで、やはり立派な見事な活躍でした。この映画を通して一番の英雄は彼女でしょう。

   ちなみに、やはりローズの姉というのはローズ登場時に台詞で説明されるだけなので、物語冒頭でいきなり登場した際は「誰?」となった人もいるはずで、うっかりしていると中には最後まで気がつかなかった人もいるのでは?

 

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ケイデル・コー・コニックス

   キャリー・フィシャーの娘、ビリー・ラードが演じるケイデル・コー・コニックス中尉。『フォースの覚醒』で初登場した際は、出番は少なかったものの『最後のジェダイ』で大幅に出番が増え、それどころか映画の最後にはレジスタンスの生き残りの貴重な生存者の一人となります。

    司令船ラダスの艦橋でレジスタンス司令部付きの士官として登場。惑星ディカーでは超空間から離脱してきた敵艦隊を発見したり、ディカーからの最後の輸送船の離陸を指示したり、物語後半ではポーの反乱にも協力するというかなり要所で重要な役どころでした。

    私が選ぶ彼女のベストシーンは、ポーと艦橋を制圧するものの、復活したレイアが艦橋に入ってきてスタンガンを向けられ、静かに両手を挙げる彼女のシーン

    この場面、「ああ…ママに見つかっちゃった…」と母親レイアに叱られる年頃の娘さんにしか見えな(笑)。シリアスなんだけど、ちょっと微笑ましさが出ていた母娘の共演シーンで好きでした。

 

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ラーマ・デイシー

    司令部付で階級は中佐で登場。演じたのはアマンダ・ローレンス。レイア将軍、ボルドー中将を補佐する参謀役の彼女。信頼感があって参謀に徹するあたりの立ち位置と安定感がいいですね。登場した女性士官のうちでは、レイア将軍、ホルドー中将に次いで、階級が高い彼女。

   レイアが昏睡したことを伝達する場面も、彼女のレイアへの絶対的な忠誠と同時に、それだけに抑えきれない悲しみが滲み出ていました。背景として、レイア直々の誘いを受けてレジスタンスに身を投じたという設定があるので、レイアとの関係は深いものがあるようです。

 さらに、指揮官がボルドー中佐に変わっても、ボルドーをあくまで信じているというのもなかなか良く参謀としての立ち位置をわきまえて徹しているあたり、階級が同じポーと比較すると非常に対象的な存在でなかなかでした。

  

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まとめ

 以上、レジスタンスの女性パイロットのまとめでしたが、残念ながら『最後のジェダイ』の終わりまでには戦死してしまった方も多く、次作で活躍がみれないのがなんとも残念であります。魅力的な脇役が登場するのもスター・ウォーズの魅力。新三部作完結編である次作『エピソード9』では、また新しい女性パイロットたちの活躍がみれることを願っています。

 彼女たちの運命に、フォースのご加護あれ・・