米国で5月25日に公開予定の『スター・ウォーズ』シリーズの映画最新作であるスピンオフ作品『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の予告編が遂に公開されました。事前の予想どおりスーパーボウルのテレビ中継中に45秒のTV版予告が流れ、さらに1分30秒の長いバージョンの予告編も公開されました。
今回は45秒のTV予告編について公開された映像を読み解きたいと思います。
《本記事は、映画『ハン・ソロ』に関するネタバレを含みますので閲覧注意でお願い致します。なお、本記事に書かれている物語に関する内容は、あくまで筆者の予想、推測を含むものであって公式なあらすじではありません》
- ファルコン操縦席
- 帝国軍施設
- スター・デストロイヤーと新型TIE戦闘機
- 帝国士官
- スピーダーチェイス
- ミレニアム・ファルコンとの出会い
- 登場する脇役たち
- 雪山を進む列車と格闘シーン
- ミレニアム・ファルコン号
- ハンとチューイ
- まとめ
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ファルコン操縦席
予告編の冒頭に登場するのは、ファルコン号のコクピット。スイッチを入れていきファルコン号を起動するのは、顔が見えないが若き日のハン・ソロ。ハンはランドからサバックのゲームでファルコン号を手に入れたことになっているが、ハンがファルコン号を初めて操縦するのが映画の中でどこで描かれるのかが気になるところだ。
帝国軍施設
予告編の冒頭シーンは、ぞろぞろいるストームトルーパーたちからして、おそらく帝国軍の施設だと思われる。おそらく惑星コレリアだろう。ハン・ソロの出身惑星でもあるし、彼の物語がここから始まることは不思議ではない。
注目は、画面の中央やや右あたり、黒いヘルメットをかぶった士官のような人物がブースの中にいるが・・・これはすでにロン・ハワード監督が公開している舞台裏写真(参考:『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』についてわかっていること【ネタバレ・予想】 - StarWalker’s diary)に映っていた黒ヘルメットやその背景と一致する。
そして、帝国士官を前に座るハン。顔が見えないが、この特徴的な帽子はすでにレゴ情報からもリークしているので、ハンであることは間違いないだろう。
So, you want to make a differece?
自分の人生を変えてみたいと?
Trust me, you gonna love it !
心配ない、必ず気に入るだろう
末広になっている背景の壁や、そこに写っている赤いランプや、画面右にうつる黒ヘルメットの士官がいるブースなどの様子から考えても上の写真のシーンと同一施設内だと思われるが、上の写真には、2人が話すようなブースや、下の写真の中央奥に映る白いランプ付きの柱などが見当たらない。
おそらくだが、上の写真にうつっている柵とゲートの奥側に下の写真のような場所があるのではないか?と思われる。
スター・デストロイヤーと新型TIE戦闘機
嵐の中をすすむ一隻のスター・デストロイヤーとそこから出てくるTIE戦闘機。よく見るとこのうち1機はこれまでにない新しいデザインで、コクピットの横に一回り小さめのコクピットを持ったものだ。
ちなみに、この場所だが、おそらくケッセル、そしてケッセル・ランだろうと推測する(理由は後述)。この予告の最後には同様の空間と思われる場所を飛ぶミレニアム・ファルコン号も登場する。
帝国士官
帝国軍士官と思われる軍服を着た男の前に座るハン。注目すべきはここで交わされる会話。内容からおそらく帝国軍に加わりたいというハンと、帝国軍のリクルーターとの間の会話だろうと思われる。この後、ハンが「銀河で最高のパイロットになる」という台詞が登場するが、映画の冒頭でハンはパイロットを志願するために、帝国軍に加わろうとすると思われる。
And, which branch are you intereseted in joining?
どの部署に興味があるのだね?
I'm gonna be a pilot. Best in the galaxy...
パイロットになるのさ。それも銀河で最高のな・・
スピーダーチェイス
レゴの新商品情報からのリークがあったように、やはりハンが乗るスピーダーのチェイスシーンがあるようだ。 ハンが乗るスピーダーは四角いボンネット型をしたもので、デザインもなかなかカッコいいではないか!
キラを助手席に乗せて、チェイスを繰り広げるハンのシーンは、おそらく物語の前半の見せ場の一つになるのではないかと思う。レゴからのリーク情報からでもわかるように、おそらくこの場所は惑星コレリアではないかと思われる。
ハンとチェイスをするスピーダーは、レゴのリーク情報からも明らかなように、モロクというキャラクターが乗るスピーダーだ。予告編の短いシーンだが、スピーダーの操縦席にのっている人物の頭の一部が見えるが、これはレゴ情報で明らかになっているモロクのデザインと一致している。
ミレニアム・ファルコンとの出会い
そして、ミレニアム・ファルコン号がついに登場!なんと我々が知っている古びたガラクタ、ポンコツ宇宙船でなく、真っ新な通路とピカピカの床を持つ新品状態のファルコン号、いや、まだミレニアム・ファルコン号がミレニアム・ファルコン号と呼ばれる前、ただの1隻のYT-1300軽貨物船に過ぎないころだ。
映画『ハン・ソロ』は、まさしくミレニアム・ファルコン号は如何にしてミレニアム・ファルコン号になったかを描く映画でもあるのだ!
そして、ファルコン号を見上げるハンのショット。ファルコン号を手にしたハンか、最初にファルコン号に出会った時のショットかが気になる。
またこの場所はどこだろう?雰囲気的にコレリアではなさそうで、もともとランドの所有であった宇宙船である以上、ランドと知り合ってからハンはファルコン号を知ることになるので、惑星ミンバンではないかと思う。
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登場する脇役たち
エミリア・クラーク演じるキラが登場。台詞もなくこのシーンの詳細は不明だが、注目すべきは彼女の背景にうつる丸い形が特徴の窓枠のような装飾で、これは映像の後半に出てくるクラブのようなシーンでも登場しているので、キラもこの場所に現れることは間違いない。
新しいドロイドも登場。場面の詳細は不明だが、画面下の方に映っている多数のモニターが気になる。また背景で起きている爆発は何だろうか?
こちらのエンターテイメント・ウィークリー紙の2月5日の記事(Solo: A Star Wars Story trailer explained)で明らかになったように、このドロイドの名前は、L3-37というらしく、フィービー・ウォーラー・ブリッジが演じるキャラクターということだ。
私は彼女のキャラクターは、ケッセル・オペレーション・ドロイドなのでは?と考えていたが、どうやら外れたみたいです(参考:『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』についてわかっていること【ネタバレ・予想】 - StarWalker’s diary)
予告編第1弾の方では、エミリア・クラーク演じるキラと一緒にミレニアム・ファルコン号から降りてくる場面や、ファルコン号でランドの隣の助手席に座っているシーンも含まれており、劇中キラやランドと行動を共にする重要なキャラクターになるようだ。
ウディ・ハレルソンが演じるベケットが登場。この場所がどこかも右に映るモニュメントの正体など詳細はここではわからない。今回、コレリア、ケッセル、ミンバンという3つの惑星が登場することがわかっているが、予告編には雪山のシーンと海が見えるロケーションの少なくとも2つが登場しているがどの場所がどの惑星で物語がどのように展開していくかはまだ不明だ。
次に登場するのはクラブのような場所。そして、その中央で踊る金色の衣装を着けたダンサーだ。丸枠が特徴の背景は、これまでもロン・ハワード監督の公開写真に登場しているセットで、似たような背景は、監督とポール・ベタニーが一緒に映っている写真(参考:『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』についてわかっていること【ネタバレ・予想】 - StarWalker’s diary)や、ハンとチューバッカがこのセットで一緒に映っている写真(参考:TMZ Reveals Leaked Star Wars: Han Solo Set Footage & Photos. | Star Wars News Net)もリークしているので、おそらく同じ場所だと思われる。
だが、予告編に登場したこのダンサーが踊っているフロアと、謎めいた調度品がガラスケース収められたフロアが一緒のようには思えない。
したがって、これらは同じ場所でありながら、違うフロアであるのではないか?ポール・ベタニーが演じるのはギャングスターということであるので、密輸品の売買と同様にクラブを経営していてもおかしくはないし、あるいは私的な場所でダンサーがいてもおかしくはないだろう。
なので、このように考えてポール・ベタニー演じるキャラクターのアジトなのではないかと考えると辻褄が合いそうだ。この場所に誰かに連れられてベケット、ハン、チューバッカ、キラが訪れるのだろうと思われる。
そして、ドナルド・グローバー演じるランド・カルリジアンの映像が初登場。いつどのようにハンと知り合うのかなど詳細はま不明ながら、この厚手のコートを着たような姿から察するに、山中を進むモノレールのシーンと同様に、雪山のある惑星での1シーンだろうかと推測する。
雪山を進む列車と格闘シーン
雪の山中を進むモノレールのような列車。これだけではやはり場所は不明だが、私の推測は、ここはコレリアあるいはケッセルなのではないだろうか?なぜならケッセルにはスパイス鉱山があることは周知の事実だが、鉱山といえば鉱山列車があってもおかしくないからだ。
さらに山の中であるとすれば、この場所がケッセルで、ケッセルの採掘場から鉱物資源を輸送するための鉱山列車が登場すると考えると自然ではないだろうか?
ただし、列車の上で格闘する仮面とマントをつけた敵役は、1分30秒バージョンの予告編で浜辺でギャングたちと登場していた敵役と同じであり、浜辺のある惑星とこの雪山のある惑星は同じ可能性も高い。
そして移動する列車の上で展開するアクションシーン。銃を二丁使って戦うのは、彼の衣装からおそらくベケットだと思われる。戦っている相手の正体もまだまだ謎だ。
列車の上での格闘は、古典的な西部劇の列車強盗などを思い出させる。『スター・ウォーズ』でこのような列車や、列車の屋根上でのアクションなどが登場するのは初めてでこれもまた新しいスター・ウォーズ世界を見せてくれる。
ミレニアム・ファルコン号
嵐のような超空間のような場所を抜けていくファルコン号。予告編には、似たような空間をスター・デストロイヤーが航行している場面もあったが、おそらくこれがケッセル・ランなのではないか?
レジェンズ扱いになってしまったが、ケッセル・ランとは、ケッセル宙域にあるスパイス鉱山がある惑星ケッセルと惑星ファモスを結ぶ、帝国軍に捕まらないための密輸業者によって使われた18パーセクの交易ルートのことという設定だった。
ブラックホールの存在と小惑星帯の存在のため航行が困難な場所だが、かなり危険を伴うがブラックホールに近づいて航行することで、航行時間を短縮できるらしく、ハンはミレニアム・ファルコン号でケッセル・ランを12パーセクで飛んだことをのちに自慢することになるわけだ。
実空間とも超空間とも見えない宙域を飛行するファルコン号。これが伝説のケッセル・ランであることは十分可能性が高いだろう。
ハンとチューイ
予告編のラスト、名前を呼ばれて顔をあげるハン。囚われの身か?こう見ると旧三部作のハリソン・フォード演じたハン・ソロの面影も見えてなかなかいい感じに似ているではないか。
そして、タイトルロゴの後には、ハンと彼の方に手をのせるチューバッカの後ろ姿。海を見つめるハンは何を思っているのか。場所はベケットが登場していた海の見える場所と同じようにも見えるが、ハンがスピーダーチェイスをしていた場所も波止場のようなので惑星コレリアである可能性もある。
まとめ
いよいよ公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の予告編。これで世間の話題もようやく『最後のジェダイ』から『ハン・ソロ』へとシフトしそうです。米国公開はもう5月25日に迫っており、あと4か月を切っているというとこまで来てるのですね・・。日米同時公開でないのが非常に残念です。
思えば、『最後のジェダイ』も公開まで4か月だと言っていた時からあっという間でしたが、こうしてすぐにまた新しいスター・ウォーズ映画が観れるというのは、私たちはなんと幸運な時代に生まれたのでしょう。
色々ネタバレ考察、あれことストーリー予想をしながら公開を待ちたいと思いますので、引き続き読者の皆様のご愛顧を宜しくお願い致します。