StarWalker’s diary

映画スター・ウォーズに関する独自の考察、謎解き、分析、最新作のストーリー予想、最新情報を発信するブログ

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をもう一度楽しむためのトリビア集

 スター・ウォーズ映画最新作『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』が待ち遠しくなってきました。予告編はじめメディアでの露出も多くなってきましたが、『最後のジェダイ』の公開前に、前作『エピソード7/フォースの覚醒』をもう一度!という方向けに、より楽しくなるためのトリビアイースターエッグをまとめて紹介します。

 

オープニング

スカイウォーカー=最後のジェダイ 

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 物語が始まって、すぐ有名なオープニングですが、Luke Skywalker=the last Jedi (最後のジェダイ) とあります。最後のジェダイは、スター・ウォーズ映画最新作のタイトル(『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』)であり、これはルーク以外の誰でもありません。さらに、本作の劇中でもスノークがルークのことを最後のジェダイと呼んでいます。  

オープニングのLuke Skywalker 

 オープニングが、登場人物の名前から始まるのはエピソード1から7までのうち、6の『ジェダイの帰還』と本作『フォースの覚醒』だけ。そして、そのどちらも「Luke Skywalker」から始まります。

  ジェダイの帰還:ルーク・スカウォーカーは邪悪な魔王ジャバ・ザ・ハットの手から親友ハン・ソロを救うため、故郷の惑星タトゥイーンへと帰ってきた。

 フォースの覚醒:ルーク・スカウォーカーが消えた! 

FNー2187の深い意味

 この映画の主要キャラクターの一人、フィンですが、フィンはファースト・オーダーのストーム・トルーパーですが映画冒頭ジャクーの村の襲撃を目の当たりにして、逃亡を図ります。フィンのストーム・トルーパーの登録番号は、FN-2187ですが、これは『新たなる希望』でレイア姫が閉じ込められていた独房の番号。

 

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『新たなる希望』より。デス・スター内の監房ブロックにレイア姫を救出に向かうルークとハン。「お姫様はどこにぶちこまれているだ!」「わかった!2187だ!」 

 

 そして、そもそも2187という番号は、アーサー・リプセット(1936-1986)によるカナダの短編映画『21-87』(1964年)からきています。何よりこの短編映画では、「自然の生み出したほかの生命との間に存在する力(フォース)」という形でスター・ウォーズ世界のフォースにつながる概念が提示されており、ジョージ・ルーカスに多大なインスピレーションを与えたのです。

 

 「多くの人が、自然が持つ意志や他の生命との間に何かしらの力(フォース)のようなものが存在することに気が付く。そして我々が見ている外見の後ろにあるそれらのものを、神と呼ぶ。」

  -短編映画『21-87』のナレーションより-

 

出演者たちの共演

 オスカー・アイザックとアダム・ドライバー

 ファースト・オーダーに捕らえられたポーはカイロ・レンの拘束具につかまり、フォースを使った拷問を受けるが、この二人の共演は本作2回目。2013年のアメリカ映画『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』ですでに共演している。この時は握手までして一緒に歌っている二人だが、その時の友情はどこへやら。今回はフォースを身に付けたアダム・ドライバーがオスカー・アイザックを拷問しちゃいます。 

 オスカー・アイザックとドーナル・グリーソン

 ポーを演じるオスカー・アイザックはハックス将軍を演じるドーナル・グリーソンとも2015年のイギリスのSFスリラー映画『エクス・マキナ』ですでに共演している。 

FN-3181/1138

 『THX-1138』はジョージ・ルーカスの映画監督作品だが、スター・ウォーズにはこの1138という数字がどこかに隠れている。今作では、ポーをカイロ・レンのもとに連行するストーム・トルーパーがFN-3181という識別番号であるとの設定。

 さらにマズ・カナタの城での戦闘シーンで、ストームトルーパー同士の会話に、コールサインとして1138の数字が出てくる。

 『新たなる希望』では、レイア姫を救出しに向かうルークが、ハンと一緒にチューバッカを護送するストームトルーパーに扮し「監房1138から護送してきました」と報告する台詞があるのが有名。『帝国の逆襲』においては、反乱軍のライカン将軍が「ローグ中隊10号機と11号機をポイント38に出撃させよ」という台詞がある。『ジェダイの帰還』ではジャバの宮殿に侵入した賞金稼ぎ(レイア姫の変装)のヘルメットの横に1138の番号の記載がある(映画のシーンから確認はほぼできない)。

 

THX-1138 ディレクターズカット [Blu-ray]

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 フィンとルークによる救出劇

 フィンはカイロ・レンに捕まったポー・ダメロンを救出しますが、この時ポーはストームトルーパーのヘルメットをとって「助けにきた」とポーに告げますが、これは、もちろん『新たなる希望』でルークがレイア姫を救出に駆け付けた時に、ストームトルーパーのヘルメットをとって「助けにきた」と告げるシーンを思い出させます。

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。ストームトルーパーのヘルメットを取ったフィン(この時点ではまだFN-2187だが)はポーに救出しにきたことを告げる。 「This is a rescue. Can you fly a TIE figher ?」

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『新たなる希望』より。ストームトルーパーに変装したルークがレイアに救出しにきたことを告げる。「I am Luke Skywalker. I am here to rescue you.」

  

ゲーム・オブ・スローン俳優のカメオ出演

 ジョージ・R・R・マーティン著のファンタジー小説シリーズ『氷と炎の歌』原作のテレビドラマ(アメリカ、HBO)『ゲーム・オブ・スローン』からのカメオ出演は、今作ではマイナーキャラクター含めると総勢10名。

 『ゲーム・オブ・スローン』の登場人物が多すぎるので、ある程度かぶるのは当然かもしれませんが、事情はあるようで、実は『フォースの覚醒』のキャスティングは、『オデッセイ』『イミテーション・ゲーム』『ナルニア国物語』など近年の話題作で有名なキャスティング・ディレクターであるニナ・ゴールド氏。ニナ・ゴールド氏は『ゲーム・オブ・スローン』のキャスティング・ディレクター(2015年のエミー賞も受賞)でもあるので、結果的に『ゲーム・オブ・スローン』で起用した俳優が多くなっているというわけです。  

マックス・フォン・シドー(ロー・サン・テッカ) 

  スウェーデン出身のベテラン俳優マックス・フォン・シドーは、映画冒頭でスカイウォーカーの地図をポー・ダメロンに渡した後、カイロ・レンに無残にも殺害されてしまうロー・サン・テッカを演じている。  

グェンドリン・クリスティー(キャプテン・ファズマ) 

  『ゲーム・オブ・スローン』の高身長の女戦士ブライエニー役で有名なグェンドリン・クリスティーは、キャプテン・ファズマで出演。高身長の女戦士ということでまさしく彼女にぴったりの役柄ではないだろうか。『最後のジェダイ』ではヘルメットを外した姿も見せるかもしれない。

トーマス・サングスター(ファースト・オーダー将校)

   どちらかというと『ラブ・アクチュアリー』の子役で有名なトーマス・サングスターは、TIE戦闘機で逃亡するフィンとポーに気が付く将校役でカメオ出演。そういえば『ラブ・アクチュアリー』でリーアム・ニーソン演じるダニエルの息子役でしたが、リーアム・ニーソンは『スター・ウォーズ/エピソード1 ファントム・メナス』のクワイ・ガン・ジンです。ジェダイの騎士クワイ・ガン・ジンの息子が、ファースト・オーダーの士官になっているというわけですね。 

ジェシカ・ヘンウィック(ジェシカ・パヴァ)

  イギリス出身の若手アジア系女優の注目株であるジェシカ・ヘンウィックは、ブルー中隊3号機のパイロット、ジェシカ・パヴァ役。この人は何故か役名と本名のファースト・ネームが同じです。『ゲーム・オブ・スローンズ』では鞭をもって戦う女戦士ナイメリア・サンド役でした。

その他

 あとは、細かくなるので名前だけ紹介。マーク・スタンリー(レン騎士団の一人)、ミルトス・イェロレムー(マズ・カナタの城に登場する異星人の一人)、エマン・エリオット(ブランス少佐:レジスタンス軍の通信士官)、ヤン・リョウ(スタントマンでFN-2199を演じている)など主要キャラクター以外でも『ゲーム・オブ・スローンズ』組は活躍しています。 

おまけ・その1:ジュリアン・グローヴァー

  『帝国の逆襲』のヴィアーズ将軍ことこの人も『ゲーム・オブ・スローン』に出演しています。王を裏切ってばかりいて最後に殺される役どころでした。ちなみに『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のドノヴァンとか、『007」ユア・アイズ・オンリー』の敵役とか多い人ですね。意外なとこだと、日本のテレビドラマ『坂の上の雲』では、あの有名な海洋戦略研究者アルフレッド・セイヤー・マハンを演じていたりもします。秋山真之に海軍戦略を教えたのが、元銀河帝国軍の軍人だったということですな。 

おまけ・その2:ケイシャ・キャッスル=ヒューズ

  エピソード3『シスの復讐』で最後、パドメの葬式のシーンで出ていた惑星ナブーのアパイラナ新女王を演じていた、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ。『クジラの島の少女』で有名になった女優ですが、この人も近年のシリーズでは『ゲーム・オブ・スローン』に出ています。 

 

ザ・レイド』俳優のカメオ出演

 ミレニアム・ファルコン号に乗り込んでくるギャング団、グアヴィアン・デス・ギャングとカンジクラブ。カンジクラブは全員東洋人の面をしているが、首領のタス・リーチを演じるのはヤヤン・ルヒアン。タス・リーチの右腕であるラズー・クイン=フィーを演じるのはイコ・ウワイス。ヤヤン・ルヒアンとイコ・ウワイスは、ギャレス・エヴァンス監督のアクション映画『ザ・レイド』(2011年、インドネシア)に出演した二人である。続編『ザ・レイド GOKUDO』のセセプ・アリフ・ラーマンもカンジクラブのメンバの一人、クロキンド・シャンドとして登場。

 

ウィルヘルムの叫び(The Wilhelm Scream)

 ファンには同じみのウィルへレムの叫び(The Wilhelm Scream)、本作ではここで聞けます。ポーとフィンがTIE戦闘機で脱出する際に、射撃されるストームトルーパーの叫び声として使われている。

 <解説はこちらからどうぞ> ウィルヘルムの叫び - Wikipedia

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。 この直後TIE戦闘機の射撃を受けて吹っ飛ぶトルーパーの叫び声にウィルヘルムの叫びが使われている。 

 

ジャクー

地元のジャンク屋に捕まるドロイド

  ジャクーでポーから授けられた極秘情報をもって逃げるBB‐8。地元のジャンク屋のティードに捕まってしまう。『新たなる希望』でデス・スターの設計図を持ちながらタトゥイーンでジャワ族に捕まったR2-D2と同じ。ドロイドの砂漠の一人歩きは危険です。 

ドロイドとの出会い

  BB‐8に出会ったレイ。重要なメッセージを携えた見ず知らずのドロイドに「どこから来たの?」と聞くレイは、『新たなる希望』でR2-D2に同様に「どこから来た?」と聞いていたオビワンに重なる。

 

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 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。BB-8と知り合ったレイが尋ねる。「どこから来たの?」

 ケルビン・リッジ

  レイとBB-8の会話の中に出てくるジャクーの地名の一つであるケルビン・リッジ。ケルビンとはJ.J.エイブラムズの母親(キャロル・アン・ケルビン)側の旧姓に由来。 

デザインの流用

 レイとフィンが逃げる、ニーマの居留地にある門は、『ジェダイの復讐(帰還)』製作時に、ジャバ・ザ・ハットの宮殿の門としてデザインされていたものを再利用。

 

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ファルコン号をポンコツ呼ばわり

 レイとフィンが逃げるが、眼前でレイのクアッド・ジャンパーが破壊されてしまい、ファルコン号で逃げる。レイがファルコン号を「ポンコツ」と呼ぶのは、当然『新たなる希望』でルークがファルコンをポンコツと呼んでいたことを受けて。(『フォースの覚醒』は『新たなる希望』から30年以上が経っているはずで、『新たなる希望』時点ですでにポンコツだったのだから、よく考えたら相当古い宇宙船のはずだ。) 

ファルコンとTIE戦闘機の追跡劇

ファルコンを急上昇されるレイだったが・・・

  ミレニアム・ファルコン号とTIE戦闘機の追跡劇、砲座から攻撃するフィンは、当然『新たなる希望』でハンとルークがデス・スターから脱出した直後、TIE戦闘機4機の追撃を振り切るシーンの再現。

 フィンがファルコンの下部砲塔でTIE戦闘機を撃墜するシーン。砲撃をくらって下部砲塔が前方真正面を向いた状態で固定してしまい反撃ができなくなったフィン。スーパー・スターデストロイヤーの残骸の中を潜り抜けてから、レイが絶妙な操縦技術で、射撃位置に合わせる。

 

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フィンが真正面に来た敵機を捕捉撃滅

 

 フィンがタイミングを逃すかと言わんばかりにトリガを引いてTIE戦闘機を撃墜します。レイは垂直落下するファルコンの操縦桿をおくに迷一杯倒して、反転垂直飛行へ。おもわず興奮するシーンですが、よく見ると、急速反転した際に、下部砲塔が瓦礫の一部をかすってます。

 

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レイの操縦で垂直飛行から水平飛行へプルアップ・・が、砲塔の一部が瓦礫に接触。 

 

 前方正面に固定されてしまっていた砲塔が次のシーンではちゃんと上を向いています。瓦礫にかすったので角度が変わっています。

 

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 直後のシーンで砲塔の向きが変わっている。

 

ハンとチューバッカの”We are home.”

 予告編で全世界のスター・ウォーズファンがおもわず涙した感激のこのシーンは、1977年当時第一作としてスターウォーズが公開されたときの、スナップと全く同じ構図。クロスボーとブラスターをそれぞれ構えるチューバッカとハン・ソロ。何度見ても胸が熱くなるショットである。

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。ハンとチューイが戻ってきた。

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 スター・ウォーズ/新たなる希望』でのハンとチューイの有名なスナップショット

 

ミレニアム・ファルコン

 ミレニアム・ファルコン船内のシーンでは旧作へのオマージュ、イースター・エッグがたくさんあるので順番に紹介。

14パーセクだと!?

 もちろん、レイが「これがケッセル・ランを14パーセクで飛んだ船なの」というのは『新たなる希望』でのソロの自慢話への言及。レイは12でなく14と間違っていて、ソロが「12だ!14だと?」と少し憤慨しながら一人で訂正する。ハン・ソロの名前を聞いて、フィンが反乱軍将軍で戦争の英雄を思い出すのに対して、レイがそれを全く知らずに「違うはよ。密輸業者よ!」と返すというおまけつきで笑わせてくれる。 

 

窓に張り付く怪物

 船外の窓に張り付く気味の悪い怪物のラスター。窓に同じような吸盤口を持つモンスターと言えば『帝国の逆襲』のマイノックが張り付くシーンと同じ。

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でコクピットの窓に張り付くラスター。

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スター・ウォーズ/帝国の逆襲』でコクピットのガラス窓に吸い付くマイノック

 

ハイパードライブ

 肝心の時に、ハイパードライブの調子が悪いのは、ミレニアム・ファルコンの性格。光速で飛行しながら、ハイパードライブに直結する回路を修理するレイだが、よく考えたら相当危険。だが見事にいとも簡単に直してしまうあたりさすがである。 

チェス・ゲーム

 フィンがたまたま起動してしまった卓上のホログラフィック・チェスゲーム。ちなみに公式設定では、このゲームはデジャリックと呼ばれ、クローン戦争期から帝国時代にわたって、銀河各地で広く知れ渡っているゲームだとのこと。しかも、フィンが起動した時のゲームは、『新たなる希望』でチューバッカとC-3PO/R2-D2が対戦していた時の直後の状態のまま。そういえば、旧三部作でも、『帝国の逆襲』『ジェダイの復讐』とこのゲームは遊ばれた様子がないので(ファルコン号も、ハンの密輸船というより帝国軍との戦いの中で活躍する反乱軍の宇宙船的扱いになってしまったので、だれもスイッチを入れないまま放っておかれていたのだろうか)

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でフィンが起動してしまったデジャリック

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スター・ウォーズ/新たなる希望』で三人が遊んでいた直後の様子が再現されている

リモートとヘルメット

  『新たなる希望』でルークがオビワンのもとフォースの使い方を学んでいた時に使っていたトレーニング・リモートと目隠し用のヘルメットもきちんと登場してくれる。 

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。チューイの傷の手当をするフィンが思わず見つけたのはなんと・・あのトレーニング・リモートではないか!

 

ハン・ソロ、フォースを語る・・

  『新たなる希望』では、オビワンが語るフォースの存在を胡散臭いトリックだろうと、信じていなかったハンだが、ルークとの出会いを通じてフォースやジェダイの実在を信じるようになる。ミレニアム・ファルコン号に戻ってきたハンが、レイとフィンにフォースを語る・・ スター・ウォーズの伝説が語り継がれる・・ 

 

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嫌な予感がする ”I've got bad feeling about this...”

   お決まりの台詞はここで登場。ちなみにハンが言うのは、『新たなる希望』でデス・スターのゴミプレス装置の中と、『ジェダイの帰還』であやうくイウォークに丸焼きにされそうになる場面に次いで3回目。(ちなみに、ハリソン・フォードが言うのは『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』を含めて4回目だったりする・・)

 

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 スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より「嫌な予感がする・・」。この直後にラスターが逃げ出して・・・

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 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年・アメリカ)より水晶髑髏(クリスタルスカル)におきた異変に対してインディアナジョーンズ博士が呟く「なんか嫌な予感がするぞ・・」。

 

貨物モジュール「9906753」

  これは映画では確認できないが、公式設定によると、ミレニアム・ファルコン号を捕らえたハンとチューバッカの貨物船には「9906753」とナンバリングされた貨物モジュールがあるということになっているらしい。9906753と番号された積み荷といえば、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年・アメリカ:インディ・ジョーンズシリーズの劇場版第一作)に出てくるアークが封印された木箱に振られた番号。 

 

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 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から。エンディングで聖櫃のおさめられた箱は最高機密として政府機関の倉庫に保管されることになる・・

 

 惑星タコダナとホズニアン星系の破壊

タコダナ=高田馬場

 マズ・カナタの城がある惑星タコダナの名前は、J.J.エイブラムズが日本にやってきたときに滞在した「高田馬場」に由来する。  

マズ・カナタの城とモス・アイズリー宇宙港のカンティーナ

  いうまでもなく、マズ・カナタの城はモス・アイズリー宇宙港のカンティーナの再現。 『新たなる希望』では、ジャズであったが今回はレゲエが流れる。ちなみに、原作にはミレニアム・ファルコン号を追跡してマズの城にアンカー・プラットがやってきており、レイに船を返せを迫るが、チューバッカが逆にアンカーの右腕を引っこ抜く(『新たなる希望』でハンのウーキー族に関する台詞通り)シーンがあり、撮影もされているがカットされている。当然、これも『新たなる希望』でオビ・ワンがルークに難癖をつけてきた厄介者の腕を鮮やかなライトサーベルさばきでぶった切るシーンへのオマージュである。

ファースト・オーダー=ナチス・ドイツ

 スターキラー基地でのハックス将軍の演説シーン。ファースト・オーダーは、構図、色使い(赤・黒・白のみ)を含めて全くといっていいほどナチス・ドイツのイメージ。演説の最後にハックス将軍に向かってストームトルーパーがする敬礼もナチスを彷彿させる・・

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。ハックス将軍の演説シーン。

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 ナチスドイツの党大会の様子

 

 ちなみに、ジョージ・ルーカスは『新たなる希望』の最後の反乱軍側の表彰式でもこれを模倣している。

 

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 スター・ウォーズ/新たなる希望』より。反乱同盟軍秘密基地での表彰式。

ホズニアン星系:名前の由来

 ファースト・オーダーの攻撃により破壊されてしまった星系はホズニアン星系だが、ホズニアンというのは、カリフォルニアで映画を教えていた教師ジム・ホズニー氏(Jim Hosney)のラストネームから。ジム・ホズニー氏はテレビ・映画業界、ハリウッドで働く多くの業界人を教えた人物(プロデューサーのブライアン・バークなど)。

 

レイのフォース・ビジョン

 マズ・カナタの城で、ルークのライトサーベルを見つけたレイが、それに触ると、フォースを通じて強烈なフラッシュバックが起こる。 レイが見たものは、『帝国の逆襲』でヴェイダーとルークが戦ったクラウド・シティの廊下、そしてヴェイダーに右手を切断されたルークの悲痛な叫び声、そしてカイロ・レンの裏切りにあいジェダイ騎士団の崩壊を目撃するルークとR2、カイロ・レンとレン騎士団、アンカーに預けられる幼いレイ、そしてスターキラー基地でカイロ・レンと対峙するレイ自身。ルークのライトサーベルの過去から未来までが映し出される。

 ちなみにここで聞こえるオビワンの「レイ、これが第一歩だ・・」という呼びかけは、アレック・ギネスの『新たなる希望』での台詞「Don't be afraid」から「レイ」という発音部分を取り出したもの、後半の部分は、ユアン・マクレガーにより収録されたもの。

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。レイが観たのはクラウド・シティ。『帝国の逆襲』でダース・ヴェイダーとルークが闘った場所。

捕まったハンたち

 マズの城が攻撃され、抵抗むなしく一度は捕まってしまった3人。もはや絶体絶命というピンチにレジスタンス軍がやってくる。『ジェダイの帰還』でシールド発生装置に破壊工作のために潜入したものの、罠にかかって捕らえられてしまうシーンと同じ。『ジェダイの帰還』では絶体絶命というピンチにイウォークが反撃するという展開。

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。ファースト・オーダー軍の襲撃に遭い捕まったハンたちだったが・・・

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スター・ウォーズジェダイの帰還』より。帝国軍の罠にかかり捕まったハンたちだったが・・・

 

暁の出撃スター・ウォーズ

  惑星タコダナにやってくるレジスタンスのブルー中隊、水面をすれすれで飛びストームトルーパー隊の目標めがけて飛ぶ姿は『暁の出撃』(1955年・英)のオマージュ。ちなみに『新たなる希望』でのデス・スター攻撃戦自体が暁の出撃のダム攻撃シーンをそっくりそのまま宇宙戦にしたものである。暁の出撃』と『スター・ウォーズ』の比較は以前別記事にまとめましたのが、ご参考までに)

www.lakestarwalker.com

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。湖面を飛ぶX翼機の編隊は1955年の『暁の出撃』を彷彿させる。

 撃墜王ポー・ダメロン 

  マズ・カナタの城を襲ったファースト・オーダーだが、絶体絶命のハンらの前にレジスタンスが駆けつける。エース・パイロットのポー・ダメロンは、実にこのシーンで17秒間に10機のTIE戦闘機を撃墜し、ストームトルーパーを3人吹き飛ばしている。第二次大戦中の基準(ドッグファイトで5機以上撃墜したらエース・パイロット)から考えるとポーの戦闘機パイロットの腕の凄さな並ではない・・・

 

スターキラー基地~ラスト

 スターキラー

 スターキラー基地の名称は、もちろん最初のスター・ウォーズで考えられていたルークの姓「ルーク・スターキラー」に由来。 

彼にはまだ光の心があるわ、私にはわかる・・(There is still light in him, I know)

 カイロ・レンにまだ善の心があると信じるレイアの台詞は、『シスの復讐』で暗黒面に落ちたアナキンに対してパドメが言った台詞と、そして『ジェダイの帰還』で、ルークがヴェイダーが自分の父だと知らされ、ヴェイダーを倒せとオビワンに言われていった台詞と同じ。ヴェイダーのように、カイロ・レンも暗黒面から抜け出すことができるのか。 

 

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"There is good in him, I know...I know there is still" --「彼にはまだ善の心がある」と信じていたパドメ(『シスの復讐』)

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"There is still good in him" -- 「父にはまだ善の心があります」と信じていたルーク(『ジェダイの帰還』) 

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 "There is still light in him, I know" -- 「彼にはまだ光の心があるわ・・」(『フォースの覚醒』)

 

JB-007

 カイロ・レンに捕まってしまったレイ。拷問室から逃れようとストームトルーパーにフォースのマインドトリックを使って拘束具を外させようとします。このストームトルーパーは、6代目ジェームズ・ボンド俳優のダニエル・クレイグ。ちなみにこのストーム・トルーパーの識別番号はJB-007。いつも敵基地に乗り込んで捕まり拷問を受けるジェームズ・ボンドだが、拘束する側なのにレイのフォースの前に簡単に言うことを聞いてしまうという滑稽なシーンである。

 ちなみに、ダニエル・クレイグ氏は先日、2019年11月の公開が予定されているジェームズ・ボンドの映画最新作『Bond 25(原題)』で007役を続投することが明らかにされた。 

 

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  スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。レイのマインドトリックにまんまとかかってしまうストームトルーパー:JB-007。

 基地内を単独で行動するレイ

 フォースを使って自ら解いたレイ。スターキラー基地内で脱出を目指いして彷徨う姿は、『新たなる希望』のオビワンのよう。フォースの加護があるかの如く、誰にも気づかれずに単独行動。

 

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  スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。

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 スター・ウォーズ/新たなる希望』よりデス・スター内で隠密行動をとるオビワン。

 

ストームトルーパーの雑談

  レイが基地内を脱出しようと隠密行動中、ストームトルーパーの歩哨が雑談していてレイに気が付かない。『新たなる希望』のオマージュ。

 

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 スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。任務中に雑談を交わすトルーパー。 

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スター・ウォーズ/新たなる希望』よりデス・スター内で隠密行動をとるオビワン。それに気が付かずに任務中に雑談を交わすトルーパー。 

ゴミ圧縮機

 ハンとフィンはキャプテン・ファズマを捕らえてスターキラー基地のシールドを解除させることに成功する。ファズマの処分をどうするか?と聞くフィンに対して、「ダストシュートはあるか?ゴミ圧縮機は?」と聞くハン。もちろん『新たなる希望』でのハン実体験にもとづくアイデアである。

 

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スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。「ゴミ圧縮機は?」

ハンとカイロ・レン

 ハンとカイロ・レンが対峙する。レイとフィンがそれに気が付く。そしてレイの目の前で・・・言うまでもなく『新たなる希望』のルーク、ヴェイダー、オビワンのシーンへのオマージュ。 

 

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この時を待っていた

 ハンを見つけたカイロ・レン。ハンに向かって言うセリフは『新たなる希望』でヴェイダーがオビ・ワンに言った有名なフレーズ「I've been waiting for you, Obi Wan. We meet at last.(ずっとこの時を待っていたぞ、オビワン。やっと再会できたな。)」を思い出させる。『新たなる希望』では、ヴェイダーがオビワンを待ち伏せていたが、本作ではカイロ・レンが「ベン」であり、そのカイロ・レンを待ち伏せていたのがハンとなっている関係が相似を成す。

照明効果

  ハンに戻ってくるように説得されるカイロ・レンのシーン。カイロ・レンにあたる照明の色が青から赤へ変化していく。心が揺らぎながらも暗黒面に染まっていく様子が、照明効果の素晴らしい演出で表現されています。

 

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青色/赤色の対比から

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徐々にカイロ・レンに当たる照明の色が赤に変化していく。

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雪に埋もれたライトサーベル

  雪に半分埋もれたライトサーベルをフォースを使って手繰り寄せようとするのは、『帝国の逆襲』でルークがワンパの洞窟でやっていたのと同じ。

 

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  スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より。

フォースと共にあれ

  もはやお決まりとなり、前日譚(プリクエル)三部作では、色んな所で使い古されてしまい、この言葉の持つ何とも言えない神秘性を失われてしまった感じが残念に感じていた近年でしたが、本作では、本編最後の台詞で登場。そうか、ここでか、という場面で、しかも一回だけ入れてきてくれたのが嬉しい。 

 ちなみにレイアがこの台詞を言ったのがこれが初。『新たなる希望』ではハンが出撃するルークに対して、『帝国の逆襲』で病院船で義手をつけたルークが、ハン救出のために出発するランド、チューバッカに向けて言っている。

 最後に、レイア姫を演じたキャリー・フィッシャー氏の冥福をお祈りします。

 

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 レイア姫・・フォースと共に・・・

 

基本情報:『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』

[作品データ]
原題:STAR WARS: The Force Awakens
製作年:2015年
製作国:アメリカ
製作会社:ルーカス・フィルム、バッド・ロボット・プロダクションズ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
上映時間:136分

[スタッフ]
監督:J・J・エイブラムス
脚本:ローレンス・カスダンJ・J・エイブラムス、マイケル・アーント
製作:キャスリーン・ケネディJ・J・エイブラムス、ブライアン・バーク

[キャスト]
ハリソン・フォード
キャリー・フィッシャー
デイジー・リドリー
ジョン・ボイエガ
アダム・ドライバー
オスカー・アイザック ほか

 

スター・ウォーズ映画最新作『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国ロードショー》

 

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