ファントム・メナス
クローンの攻撃
シスの復讐
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帝国の逆襲
ジェダイの帰還
フォースの覚醒
最後のジェダイ
エピソード９
ローグ・ワン
ハン・ソロ今年12月に公開される『スター・ウォーズ』映画最新作『スター・ウォーズ／最後のジェダイ』。先日、10月30日には日本版本予告編が公開されましたが、同時にヤフー・ジャパンにレイ役のデイジー・リドリーのインタビュー記事が公開されました。
その中でデイジー・リドリーは、レイの両親について、かなりのネタバレ発言をしている。彼女はこれまでもレイの両親については度々語っており、実は特に日本メディアに対しては重要な発言をすることが多い。今回はヤフー・ジャパンのレイの両親に関するコメントとこれまでのデイジー・リドリーの発言をまとめてみた。（一部、過去に公開した記事内容と重複する個所もありますがご了承ください。）
「数年前から答えは知っていた」（Yahoo! Japan インタビュー）
２０１７年１０月３０日、ヤフー・ジャパンによるインタビュー記事が掲載され、ここでレイの両親について、彼女は、それが最新作で明らかになること、数年前から答えを知っていたことを述べています。
なぜかあまり日本で注目されていないのですが、デイジー・リドリーは「数年前からその答えは知っていた」と発言していることはかなり重大なネタバレです。結局、デイジー・リドリーは彼女が、『フォースの覚醒』公開前から知っていたことは変わっていなく、レイの両親については『最後のジェダイ』で大きな紆余曲折はないということです。
私はレイがルークの娘であると他の記事でも書いてきましたし、レイ自身もそう信じていると思っています。ですので、実質的にこの発言は「レイがルークの娘である」とデイジー・リドリー自身が認めた発言とも捉えられるのです。
しかし、注目すべきは、それが明らかになる瞬間だ。それはみんな心を動かされる瞬間になるとデイジー・リドリーが発言しているように、答えでなく、どのようにそれが示されるのかが興味深いところです。
Whatever the answer is, I hope everyone will enjoy that moment. I knew the answer a few years ago, but the story that Rian Johnson created was so wonderful I couldn’t believe it, honestly I was very moved. I think that everyone will be in that moment.
その答えが何であれ、みんながその瞬間を楽しんでもらえるように願っているわ。数年前からその答えは知っていたけど、（本作を手がけた）ライアン・ジョンソン監督が作り出した物語は、私自身も予想がつかないほど素晴らしいもので、正直なところ、とても感動したわ。きっとみんなも心を動かされる瞬間になると思う。
出典：ヤフー・ジャパン
過去のコメント
「独りぼっちでいることがヒントになる」（来日時のニュース番組内インタビュー）
レイ役のデイジー・リドリーは『フォースの覚醒』公開前にかなりのことを発言している。２０１５年４月３０日に『スター・ウォーズ KICK OFF MEETING』のため来日したデイジー・リドリーが日本のニュース番組のインタビューに答え、レイの両親について以下のようにかなりのネタバレ発言をしているのだ。
I’m not sure how much I can say. I guess because I’ve said that I’m solitary, and that’s how I begin, that is probably a big clue as to what…it is.
どこまで言っていいかわからないけれど・・私は独りぼっちでいてそこから全てが始まるの。それがおそらく大きなヒントになるでしょうね。
映画の中で、レイと同様に独りぼっちでいた男は、ルーク・スカイウォーカーであり、そこから物語が始まるというデイジー・リドリーの発言は、ルークが親であることをばらしてしまっているに等しい。
中には、「独りぼっち（ソリタリー）」という言葉に反応してハン・ソロの娘で確定だ！と騒いだ人もいたようだが、流石にデイジー・リドリーもそんなにはっきり答えをバラすはずはなく、結果的に映画の内容を見た人だけが答えがわかるヒントにしており、かなりデイジー・リドリーの機転の利かせ方のうまさがわかる発言だ。
このように、デイジー・リドリーは自身の発言の影響度を理解し、製作側の立場もわきまえてファンのためにコメントできる女優なので、それだけに発言の信頼度は高い。
「答えは『フォースの覚醒』で描かれる」（ザ・ハリウッド・レポーター紙のインタビュー）
新三部作で、レイの両親についてデイジー・リドリーが答えたもので有名なものは、２０１５年、映画公開直前の１１月４日に、「ザ・ハリウッド・レポーター」でのインタビューだ。この中でデイジー・リドリーは、レイの両親についての答えは『フォースの覚醒』で明らかになると答えている。
Q. Everyone wants to know who Rey's parents are. Do you know?
A. Yeah.
Q. Will the viewer know after the first episode or not necessarily?
A. Questions will be answered, absolutely. The main question will be answered.
Q. レイの両親が誰かみんな知りたがっていますが、知っていますか？
A. ええ
Q. 観客は答えを知ることになりますか？それともそうではない？
A. 間違いなく答えはでてきます。一番大きな疑問に対する答えは示されるでしょうね。
私はデイジー・リドリーが、この時点で最終編集版の映画本編は見ていない可能性も高いと思うが、最終編集段階でカットされた重要なシーンについてはそれが何かは比較的明らかになっており（マズ・カナタがレジスタンスの基地へ行きレイアにライトセーバーを渡すシーンなど）、そこから考えるとデイジー・リドリーがこの時「間違いなく答えは出てくる」と発言したことは、そのまま公開版の映画にも通用する話と考えていい。
出典：ザ・ハリウッド・レポーター
「前作で多くの答えが出ている」（タイムアウト・ロンドン インタビュー）
デイジー・リドリーは、『フォースの覚醒』公開の１年後、２０１６年１２月５日のタイムアウト・ロンドンとのインタビューでレイの両親についての彼女の考えを述べている。
I thought a lot was answered in "The Force Awakens", then after the screening I went for a drink with my agent and everyone, and we were chatting away and I realised that oh, in their minds it’s not answered at all!
私は多くのことは『フォースの覚醒』の中で答えが示されていると思っていたんです。でも映画が公開されて、代理人やみんなと飲みに行って彼らの話を聞いたときに気が付いたんです。『あれ？この人たちの頭の中では何も答えになっていなかったんだ！』って。
すなわち、彼女にとっては自明のことという認識なのに、観客や周囲の人間が気が付いていないことにびっくりしたと言っている。デイジー・リドリーとしては、当然ながら真相を自分からは話すことなく「落ち着いて。そのうちにわかるわよ」と礼儀正しくファンを見守るコメントをしている。
このコメントを素直に読めば、『フォースの覚醒』を見てみれば自然とレイの両親が誰かはわかると言っているのだ。 すなわち、複雑なことを全く考えず、最初に『フォースの覚醒』を鑑賞して劇場を出たあとに感じたことがそのまま答えである、ということになるだろう。
出典：タイムアウト・ロンドン
まとめ
デイジー・リドリーはかなり自信家で言いたいことははっきり言う女性だが、こう見るとタイムアウト・ロンドンや日本のテレビ、メディアなど北米メディアから離れた場でかなり重要な発言をすることが多い。日本に対しては２回とも映画公開前のタイミングであることから広報戦略のためのリップサービスともとれるし、ロンドンは彼女の地元メディアでもあるので映画公開後の熱の冷めた時期だから、素が出たのかも知れない。
日本メディアでの発言は、北米でも話題になるが反響はやはり少しは限られるので、若干北米メディアには直接言わないことを言ってる可能性もある。いずれにせよ、デイジー・リドリーや製作チームの方々が来日した時は、北米メディアに対するコメントよりも注目すべきかも知れません。
また、デイジー・リドリーだけでなく『スター・ウォーズ』新三部作の製作側はレイの両親についてその都度興味深いコメントをしており、それらを以前まとめて考察して記事にしていますので興味のある方はそちらの記事もどうぞ。
『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』をもう一度みよう！
