米国で5月25日に公開予定の『スター・ウォーズ』シリーズ最新作である『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の新しい30秒のTV予告編の第4弾が解禁されました。今回は「Rivals」ということでハンとランドのサバックをめぐるやり取りに注目です。
《本記事は、多分に映画『ハン・ソロ』に関するネタバレを含みます。またここで書かれている内容は筆者によるストーリーの予測と推測を含むものであり、公式なものではありません。》
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ランド・カルリジアンとハン・ソロ
サバックに興じているランドのもとへハンがやってくる。テーブルの上の賭け金を回収しているランドが、入口にたったハンに気が付いて顔を上げる。「席は空いているか?」と聞くハンを、席に案内するランド。
登場したハンを空いている席に、どうぞと手招きするランド。見慣れない相手に対して、あくまで礼儀をとる仕草に対して、ハンを図るような目つきとやや警戒するような表情が、ランドのハンに対する印象を表しているように思える。
ちなみに、このシーンは、先月の23日から26日に米国ラスベガスで開催されていた映画関連のイベント、シネマ・コン(CinemaCon)からのリーク情報(Solo: A Star Wars Story: Sabacc scene CinemaCon 2018)では以下のような台詞をランドが言うようである。
If no one’s in the seat, it ain’t taken, friend.
誰もいないなら、席は空いているぜ、トモダチ。
サバックのテーブルに加わったハンがランドに聞く。ランドがミレニアム・ファルコン号をサバックで手に入れたことは、おそらくだがハンはキラから聞いており、その話に興味を示したハンは、自分もファルコン号を手に入れたいと思うと同時に、ランドにサバックでの賭けで勝てばファルコン号を手に入れられると考えるのだろう。
H:I've heard you won your ship playing cards.
ハ:船をカードで勝ち取ったそうだな。
L:That's true.
ハ:その通りだ。
この場面で登場する赤いヘルメットをかぶった顔を隠したキャラクターは、カードをさばいているようでディーラーのようである。
チーム・ベケット
今回の予告編で新しく登場した映像がこちらの4人が収まった映像。これまでの予告編にも出てきていた敵役のエンヴィス・ネストが登場する砂地の場所に集結しているベケット、ハン、キラ、そしてチューバッカだ。おそらく、ここで4人は何かしらの理由で、エンヴィス・ネストらの彼女の率いるクラウド・ライダーズ(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』・敵役の盗賊集団と惑星の名前が新たに判明!【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)と対決するに違いない。
これまでの予告編では、エンヴィス・ネストに目の前に一人、ブラスターの入ったホルスターを下げて立ちはだかるハンの映像(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』・予告編第1弾の考察とあらすじの予想【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)が登場していたが、どうやらこの一連の場面には、ベケットら3人も同席しているようだ。
おそらくだが、チーム・ベケットとクラウド・ライダーズが対決するにあたって、その決着をハンとエンヴィス・ネストが一騎打ち、もしかすると早打ちによる決闘のような形でつけようとするのかもしれない。
ケッセル登場?
ミレニアム・ファルコン号がどこかの惑星に到着する場面。これまでの予告編にも登場していた黄色の霞がかった大気を持つ惑星だが、今回の予告編では、その地表の様子まで明確にわかる映像になっている。雰囲気からするとおそらくケッセル(Kessel | StarWars.com)ではないかと思われる。
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勝負の行方は?
ミレニアム・ファルコン号とTIE戦闘機のチェイスシーンの映像が特に新しいものはないが、ハンの新しい台詞が1つ登場する。
You got what it takes? There’s only one way to find out.
必要なものは揃ったかって?知る方法は一つだけさ。
これだけでは何のことから定かではないが、ここではハンがミレニアム・ファルコン号のことを指して言う台詞のように聞こえる。
さらに、今回の予告編では、ランドとハンのサバックの様子の映像と台詞の一部が解禁された。前回の記事(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』・ハンとランドのサバック・シーンの詳細が明らかに!?【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)に書いたランドとハンの台詞だ。この二人のサバックのシーンは、先月の23日から26日に米国ラスベガスで開催されていた映画関連のイベント、シネマ・コン(CinemaCon)の中ですでに解禁されているが、今回はこのシーンを予告編に編集して挿入したものになっている。
そして、二人のゲームの様子を見守るエイリアンたち。左端に見えるのは、6つの目を持つ アーガス・パノックス(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』・新エイリアンキャラ2人の名前とエンヴィス・ネスト(Enfys Nest)に関する新情報【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)である。中央にどんと座っているキャラクターは名前が明らかになっていない。
自信満々にプレイするハンに対して、落ち着けというランドだが、それに対してさらに自信を崩さずプレイするハンである。
L:Whoa, whoa, whoa, Han, slow down. You might want to quit while you’re ahead.
ラ:おう、おう、おう・・ハン、落ち着きな。勝っているうちに止めておいた方がいいぞ。
H:You might want to quit when you’re behind.
ハ:負けているうちに止めておく方がいいぞ
このサバックの結果は、ハンが勝ってファルコン号を手に入れることになると思われるのだが、最近ランドとハンの勝負が1回だけで全てが決まるような展開ではないのでは?と勝手に推測している。
ハンはランドに一度負けるかも?
というのも、我々はハンがファルコン号をランドから手に入れる結果は知っているわけで、確かにゲームの中での駆け引きはあるだろうが、一筋縄でハンが勝つだけの展開では、物語を作る側の視点で考えたら芸がないだろう。さらに、ランドとハンは初めて対面した時に、そのままサバックをするようだが、予告編でも出ているようにハンを乗せてランドとL3がファルコン号を操縦する場面もある。
つまり、私の予想は、ハンはキラとチューバッカと一緒にある任務のための貨物船を手配するため、ランドのもとに来る。そして確かにハンは初対面でランドにサバックを挑むが、この時、自信たっぷりに勝負するハンだが、ここでは残念ながらランドに一度負けるのではないか?
そして、ランドとハンが一緒に任務をする中で友情をはぐくむのだろう。予告編から想像するに、ランドは副操縦士であるL3-37を失ってしまうが、そのためハンとチューバッカがファルコン号を操縦することになるのかもしれない。そして、物語の終盤、再びサバックによる真剣勝負の結果、ハンが実力でランドからファルコン号を譲り受けるという話になれば、ハンとランドの物語として面白いものになると思うのである。