StarWalker’s diary

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『スター・ウォーズ/エピソード9』~新キャラクター「カリナ(Karina)」の登場と名前の謎~

   8月から撮影がすでに開始しているスター・ウォーズ新三部作の最終章、エピソード9。色々な情報が連日リークしている中で、さらに新しいキャラクターそしてキャスティングに関する情報が出てきました。詳細は不明ながらも、出ている情報からキャラクターの正体について少し考えてみました。

《『スター・ウォーズ/エピソード9』に関するネタバレを含む》

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新女性キャラ「カリナ(Karina)」?

 撮影開始前に出ていた噂では、新しく登場するキャラクターは、カロ(Caro)、マラ(Mara)、ザンダー(Zander)の3人だった。ところが、最近になって、これに加えて新しいキャラクターの名前が登場した(『スター・ウォーズ/エピソード9』~新キャラクターのキャスティングに関する最新情報~【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)。

 そのキャラクターは「カリナ(Karina)」と呼ばれる女性キャラクターのようだ(EXCLUSIVE: New 'STAR WARS: EPISODE IX' Character Breakdown Reveals A New Female Character - That Hashtag Show)。また、さらにこの「カリナ(Karina)」については、少し細かい情報で出ているので紹介したい。

 カロ、マラに関するキャスティング情報を最初に投稿したネット媒体であるハッシュタグ・ショーの記事によると、制作側がカリナ(Karina)役に探している役者候補は、「27歳から35歳で、世の中を生きる術と知識、切れ味の利いたウィットを持ち合わせた若いシャーリーズ・セロンと言うことらしい。また、「民族性は問わないが、優れたユーモアの感覚と、笑いのタイミングを知っている、力強い声をもつ人物」とのことで、どうやら主要な役というよりも、脇役のようである。

カリナは誰か?

 さて、今回出てきた情報について考えてみたい。まず「若い日のシャーリーズ・セロン」と言いながら、年齢は「27歳から35歳」となっている限り、今よりも10数歳若いシャーリーズ・セロンシャーリーズ・セロン - Wikipedia)をイメージすればよいのだろうか?ちなみに彼女は現在43歳だ。

   そして、不思議なのは、一方で民族性は問わないと言っている点で、そうだとするとシャーリーズ・セロンに関する下りは、必ずしも外見が似ているということではない可能性もあるのではないか?シャーリーズ・セロンと言うくらいなら、民族性は関係なくとも相当な美貌の持ち主でないとならないことは間違いだろうが、アジア系やアフリカ系だと、なかなかシャーリーズ・セロン本人には似てこないだろう。では、なぜわざわざシャーリーズ・セロンという固有名が出てきたのだろう?

   さらに、その性格についてはかなりユーモアを持った性格が求められている。そして、声に対する注文があるのは他の配役にはないところだ。

    また「世の中を生きる術と知識」というところも注目点だ。実は、情報の源泉の記事では、これは「street smarts 」と表現されており、street smarts というのは、特に都会やスラム街などの環境の中で生き抜く抜け目なさや知識のことだ。

   つまり、カリナは街の中、世の中の厳しい現実世界それも過酷な状況で生きる術を身につけている女性ということになる。だから、特にそういった境遇で育ったキャラクターとして設定されているのがカリナということになる。

   となると、純粋な政治的リーダーや軍人はイメージと少し異なってくる。一番近いのはハン・ソロ』で描かれたハンやキーラの感じだ。同じようなサバイバル術といっても、レイのような辺境で生きる生き方を知っているというのとは対照的であり、それこそレイアのような王家出身のキャラクターとは全く異なる。

   実は、シャーリーズ・セロンという人は若い頃に相当苦労している女優だ。ニュー・ヨークでダンサーになる夢を膝の怪我により諦め、ロサンジェルスへ来て女優を目指すもかなりの困窮な生活をしていた。90年代後半に、徐々に女優のキャリアを築いて、トップ女優になる。

  このような情報から考えてみて、キャラクターの設定に照らし合わせてみると、浮かんでくるキャラクターの人物像が少し見えてくる気がする。

 エピソード9には、ランド・カルリジアンとマズ・カナタが戻ってくる。ハットも登場するという噂もある。レジスタンスが再興するために、マズやランドを頼るのは非常に可能性の高い筋書きだが、そうなるとギャンブラー集団や、犯罪組織が登場するのだろう。 

 また、ランドやマズと一緒にいる海賊や賞金稼ぎのようなキャラクターの可能性もあるし、カリナがランドの周囲にいるような女性版ハン・ソロのような脇役だとしても不思議はないと思えるし、『ハン・ソロ』で登場したキーラ路線のキャラクターの可能性が高いのではないか?

 

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カロとカリナの名前の謎

 ハッシュタグショーの同じ記事(EXCLUSIVE: New 'STAR WARS: EPISODE IX' Character Breakdown Reveals A New Female Character - That Hashtag Show)には、もう2つ興味深い情報がある。

 1つは、これまで判明していたキャラクターのうち「カロ(Caro)」は、現在その名前が「ルーシー(Lucy)」と呼ばれているとのことで、その役割も、主要な役まわりからサポート役への変更されたとのこと。

 これらはかなり気になる情報である。カロあらためルーシーについは、ナオミ・アッキー演じるキャラクターとみられるが、彼女の役割が、脇役になるというのは、当初の脚本が変更され、彼女の物語への絡みが少なくなった可能性が高い

 だが、私が注目したいのは、カロがルーシーに変更になっているということでなく、このカロとカリナの名前の関係である。

 カロ(Caro)とは、前回の記事(『スター・ウォーズ/エピソード9』~新キャラクターのキャスティングに関する最新情報~【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)でも紹介したように、カロという名前はスペイン語ポルトガル語、イタリア語の語感がする名前なのだが、イタリア語では「親愛なる」とか「愛する」という意味になる。そして、カリナ(Karina)は日本語読みは同じでも、頭文字の異なる「Carina」の派生であり、語源はイタリア語の「Caro」、ラテン語の「Carus」で同様に「親愛なる」とか「愛する」に繋がるのである。すなわち、「カロ(Caro)」と「カリナ(Karina=Carina)」は同じ語源に繋がる名前で、日本語読みで感じるより二つの名前は近い関係にある。

 つまり、私の推測はこうだ。同じ語源を持つ名前を「カロ」でなく「カリナ」として別キャラクターで登場させたので、カロの方をルーシーに変えた、あるいは、もともとカロは単なるコードネームでルーシーが正式名称だったが、新キャラクターの名前に、カロに似た名前であるカリナを持ってきたのではないか?

 だから、カロの名前がルーシーになったことと、カリナというキャラクターが浮上してきたことは互いに関連することのように思えて仕方がないのだ。

カリーナ・ザ・グレートとの関係は?

 さて、実は、スター・ウォーズには、すでにカリナ、カリーナと呼ばれるキャラクターがすでに登場している。それが、カリーナ・ザ・グレート(Karia the Great)カリーナ・ザ・グレート(帝国時代) | Wookieepedia | FANDOM powered by Wikia)だ。「カリーナ・ザ・グレート」というのは、ジオノージアン種族を統治する女王の称号なので、女王は全員カリーナと呼ばれるらしい。

   カリーナ・ザ・グレートは、クローン・ウォーズのTVシリーズに登場するため、一応は正史扱いのキャラクターとなるはずだが、今回登場するキャラクターと関係があるのかは、わからない。だが、まずは、別のキャラクターと考えてよいだろう。

 

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新敵役キャラ「マックス(Max)」?

 以前からお伝えしているように、エピソード9では、すでに公式発表ではこれまでの新三部作そして旧三部作で登場したキャストに加えて、3人のキャスティングが明らかになっている。ナオミ・アッキー、ケリー・ラッセル、リチャード・E・グラント。そして、前回の記事で紹介したように、マット・スミス、ドミニク・モナハンの出演が明らかになり、すくなくとも5人の新キャラクターが登場することが判明している。

 そのうち、マット・スミス、ドミニク・モナハンの二人について、前回の記事で紹介したように、カイロ・レンと同じ年齢層であり、彼らが騎士団のメンバーである可能性について書いた。

 そして、先日、ユーチューバーであるMIKE ZEROH氏(Star Wars Episode 9 NEW Villain! 7th Character & More (Star Wars News) - YouTube)が明らかにした情報によれば、エピソード9には「マックス(Max)」という名前の「30歳から35歳の男性」のキャラクターが登場するようだ。

 彼が、マット・スミスあるいはドミニク・モナハンが演じるキャラクターなのか、まったく別のキャラクターなのかは不明だが、レン騎士団のメンバーである可能性は高いと考えられそうだ。

 マラはどこへ行った?

 そして、最後にもう1つ情報がある。実は「マラ(Mara)」については、どうもハッシュタグショーが入手した最新情報の中には登場していないということらしく(EXCLUSIVE: New 'STAR WARS: EPISODE IX' Character Breakdown Reveals A New Female Character - That Hashtag Show)、これは少し謎めいている。

 マラは、おそらくケリー・ラッセルが演じるに間違いないはずで、マラというキャラクター自身が物語から消えたという可能性はないと思うので、現状では何とも言えない。だが、まだ彼女に関する撮影情報は出てきておらず、ケリー・ラッセルが何役なのか、またマラの正体は何者なのか未だその詳細はベールに包まれたままで、引き続き続報を待ちたいところである。

 

お詫びと訂正のおしらせ

前回投稿記事(『スター・ウォーズ/エピソード9』~『LOST』ドミニク・モナハン、『ドクター・フー』マット・スミスが出演へ~ - StarWalker’s diary)の中で、マラ(Mara)の設定年齢を30歳から40歳とする誤記がありましたが、正しくは40歳から50歳でした。記事の方は修正されております。読者の皆様にはこの場を借りてお詫び致します。申し訳ありませんでした。