StarWalker’s diary

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『スター・ウォーズ/エピソード9』~レイの父親が登場か?~【ネタバレ】

 スター・ウォーズ新三部作はその完結編となるエピソード9が撮影中です。今回、エピソード9の物語の内容について、気になる噂があがってきましたので紹介致します。新三部作の最大の謎は、レイの生い立ちに関することですが、エピソード9では、レイの父親?らしき人物が登場するとの噂が出てきました。

《!以後、『エピソード9』のネタバレを含みます。ただし今回紹介する情報はあくまでも噂に過ぎないものであるため真偽の保証はありません。

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レイの登場シーンの噂

  海外のスター・ウォーズ・ユーチューバーであるMike Zeroh氏がエピソード9に関する気になる情報を明らかにしている。現在撮影中のエピソード9だが、ストーリーボードに描かれた内容に関するリーク情報として伝えているところによると、レイとレイの父親と思われる人物とが登場するシーンがあるようだ。そのシーンの詳細を以下に紹介する。

若いレイと、茶色のローブを着て、長髪でポニーテールの髪型をした男性がいる。男性はレイに似ているが、年上である。二人は砂の上に座っており、二人の後ろには新しいデザインをした宇宙船がいる。宇宙船のエンジンは始動していて、離陸しようとしている。男性はレイに、レイが『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』で持っていた杖を渡す。そして、男性はレイに抱擁を交わし、レイの額にキスをする。レイは旅立つ宇宙船を眺めている。場所は夜のジャクーと思われる。

 さて、上記のシーンがエピソード9に登場するとなると非常に興味深い。レイが『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』でもっていた杖は上記の情報によると、この男性から渡されたものであることがわかる。

 この話のレイは『フォースの覚醒』時点よりも若いころのようで『フォースの覚醒』で描かれたジャクーを飛び立つ宇宙船と、それに向かって泣いていた幼いレイのシーンは、昼であり、夜のジャクーである上記の場面とは異なることがわかる。

 したがって、レイがジャクーに置き去りにされて以降、『フォースの覚醒』までの間の出来事として、この茶色のローブを着て、長髪でポニーテールの髪型をした男が、ジャクーを訪れ、レイに杖を渡して去っていったということになる。 

謎の男性は?レイの父親?

 描写からして、この男性はレイとかなり親しい人物だと思われ、レイの父親の可能性などが容易に想像されるが、この男性は一体誰だろうか? 

 私は、当然ながらレイの父親の可能性は捨てられないと考えているが、それを考えるのには、ここに登場するレイの年齢が気になる。というのも、この場面でのレイの年齢がすでにレイがほぼ成人しているくらいの年であるならば、レイは『フォースの覚醒』時点で、父親の記憶が当然あるはずだからだ。

 『フォースの覚醒』の中で、カイロ・レンはレイの脳内を読もうとしたとき、「レイには父親はいない」という趣旨のことを発言しており、レイの中に父親の記憶がほとんどないに等しいことを証言している。また、『最後のジェダイ』でも、カイロ・レンはレイに対して、レイが「父親の存在を探して」おり、「ハン・ソロ、ルークにそれを求めている」と指摘されている。

 そのように考えると、やはりこのレイに杖を渡す男性がレイの父親であるとはかなり考えにくいような気がしている。

   また『最後のジェダイ』では、レイの両親は、レイを売った親とされ、上記のような娘への愛情を注ぐような二人とは、キャラクターがかけ離れているだろう。カイロ・レンが事実を語っている保証はないにせよ、現段階では可能性は低いように思える。

 

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謎の男性は?第三者

 では、この何故の人物の正体は誰だろうか?

 まず、第一にレイの存在を知っている人物ということになる。そして、宇宙船で旅立つということは、当然ながら、ジャクーに宇宙船でやってくる目的がある人物だろう。そして、それはレイを訪問するというものである可能性も捨てきれない。

 自然に考えると、この男性はレイの両親を知っている人物で、レイの両親の代わりにレイを訪ねた人物と考えられる。つまり、この男性はあくまでレイの父親とは考えづらく、レイの両親とかかわりのある第三者ということだ。

 杖の描写も非常に重要だ。というのも、この男性はレイに杖を渡すわけだが、ということはこの杖はレイ以前にこの男の所有物だったということだろうか?あの杖は武器としての用途があるわけだが、つまり、この男は杖を武器として扱っていた人物ということだろうか?

 また、この杖がレイの両親の所有物であり、彼らの形見であり、この人物が両親の代わりにレイを訪問し、両親のものであった杖をレイに渡したという話も成立しそうだ。実は、この仮説は、私は以前にもこちらの記事(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の謎解き~新三部作はアーサー王物語だ!類似性から読み解くレイの正体~ - StarWalker’s diary)で書いたことがある。

 レイとアーサー王伝説における円卓の騎士の一人であるパーシヴァルとの共通点を紹介し、パーシヴァルが「父親が残した槍」を唯一の武器として持っていたことから、『フォースの覚醒』でのレイが持っていた杖について、この武器が、レイが両親から預かった唯一のものという設定が成立しないか?と考えた。

 レイは『フォースの覚醒』で、家族は「いつか帰ってくる」と信じている。実際、フィンにも、ハンにも同じことを言われても、ジャクーを離れることを強く拒み続けている。ジャクーで家族を待つことは、レイにとっては家族との約束だと彼女は信じていたのだ。

 となると、レイは『フォースの覚醒』時点でも、自分の両親が死亡しているとは考えていないはずだ。レイが、両親はすでに戻ってこれない=死亡している、と悟っていては、あのような言動にはなりえない。レイは、マズに指摘されたように、どこかでは「もう戻ってこないのでは」と薄々考えているが、あくまでも両親の帰還を信じている=離れているがどこかで生きているに違いない、と思っているのである。

 したがって、仮に、杖が両親の形見の品だったとすると、この「茶色のローブを着て、長髪でポニーテールの髪型をした男性」はレイの両親の死を、レイに伝えるはずで、そうなると『フォースの覚醒』との物語のつながりが不自然だろう。なぜなら、レイが自分の両親のを死を事実として知ってしまって受け入れているとうことにはなりづらいからである。

 よって、この男性がレイに杖を渡したとしても、それはあくまでも両親のものだと言ってレイに渡しだけで、この男性はレイの両親の行方や生死については知らないことも考えられる。あるいは、またレイの父親は死亡しており、杖はレイの父親のもので、この男性に託されレイに渡されたが、レイの母親はまだどこかで健在である、というストーリーも成立はするかもしれない。

  

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まとめ

 というわけで、まだまだ色々な可能性を捨てきれませんが、もし上記の情報が事実で、そのようなシーンがあるとすると、レイの物語にとってかなり重要な場面となりそうです。続報を期待しながら、詳細情報が出てきましたら、また推理してみたいと思います。