StarWalker’s diary

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『スター・ウォーズ/エピソード9』~R・E・グラント演じるキャラクターは?レイとの関係は?~【ネタバレ】

スター・ウォーズ/エピソード9は今年8月から撮影が開始されています。新三部作ではこれまでの主要キャストに加えて、多くの新しいキャストが出演します。彼らの演じるキャラクターはまだ不明ですが、徐々に彼らのコメントなども出てきました。今回の記事ではビリー・ラードとリチャード・E・グラントの最近のインタビューコメントを紹介します。

《!以後『エピソード9』に関する最新情報に基づく個人の推論を含むものです。

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ビリー・ラードが語るエピソード9

アメリカの情報番組であるエンターテイメント・ツゥナイトは、故キャリー・フィッシャーの娘で、エピソード7から新三部作に出演しているビリー・ラードのインタビューを掲載している。ビリー・ラードはJ・J・エイブラムスが監督するエピソード9の撮影に関してコメントしている(Why Billie Lourd Says 'Star Wars: Episode IX' Is 'Magical' (Exclusive) | Entertainment Tonight)。

発言には注意しないとね。プロデューサーが捕まえに来るから。でもとても素晴らしいわ。脚本を読んで、セットにも行きました。9月の三週間ほどセットにいましたが、とても素敵なものになると思ったわ。それ以上のことは言えないけど、とてもワクワクしているし、自分もその一部になれて感謝しています。スター・ウォーズは私の心だし大好きだわ。

スター・ウォーズ愛に溢れたコメントは嬉しい限りだ。さて、ビリー・ラードの発言が正しいなら、彼女の登場シーンの撮影はすでに9月に終了しているようだ。一方で、エピソード9の撮影終了は来年2月との噂もあり、かなり長くなりそうな感じもしてきているので、そうなると、彼女の撮影はまだ残っている可能性も捨てきれない。 

リチャード・E・グラントが語った出演決定時の裏話

今回、新しくスター・ウォーズに加わったリチャード・E・グラントは、ジョッシュ・ホロウィッツ氏とのポッドキャスト(Happy Sad Confused)の中で、スター・ウォーズ/エピソード9に触れている(sleemo — Richard E. Grant joined Josh Horowitz on his...)。リチャード・E・グラントは、スター・ウォーズへの出演が決まった時の様子や、J・J・エイブラムスに出会った時の話を語っている。 以下は、リチャード・E・グラントはオーディションへの応募に際して、オーディション・テープを送った時のことを明らかにしている。

(J)では、オーディションに応募したとき、あなたはそれがスター・ウォーズであるとは知らなかったのですか? 

(R)確か10ページの、はっきりと1940年代のイギリスのB級映画の尋問シーンで、内容はスター・ウォーズに関わりないものでしたし、言葉遣いも私の祖父が話すようなものでしたから。自分でオーディション・テープを録画する場合には、出来るだけ演技の幅をみせるために3つの異なる場面があり、なので、それを録画して、送って、それきり考えもしませんでした。だって、たいていの場合、俳優というのはそういうものでしょう。送って返事が来ないのが常ですからね。 

当然ながら、オーディションで宿題となっている場面は、スター・ウォーズのものではなく、彼自身が明らかにしているように、40年代のイギリスのB級映画のようなものらしいので、言葉遣いも若干古風なイギリス風の台詞だったに違いない。オーディション・テープの場合、実際のストーリーをは関係ないものが多いが、それでも当然ながら実際の物語の中で、役を演じることができるかを判断する要素が含まれているものである。

 

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リチャード・E・グラントが演じるのは?

このオーディション用の10ページ程度のスクリプトといのは興味深い。というのも、当然これはスター・ウォーズの脚本でないものであるのは本人が言っている通りでその通りだと思うが、この発言はオーディション用の課題から逆算してリチャード・E・グラントの演じる役柄を推測する手がかりにはならないだろうか。

まず、イギリス映画、という点。となると、おそらくはイギリス英語を話すキャラクターではないか?と想像がつく。このブログを読んで下さっている方は、すでにスター・ウォーズにおいては、反乱軍キャラ=アメリカ英語、帝国軍キャラ=イギリス英語を話す、ファースト・オーダーとレジスタンスにおいても基本は同じという構図はご存じだと思うので、ファースト・オーダー側のキャラクターではないか?と想像できなくもない。さらに、尋問シーンとなれば、なおさらファースト・オーダーの将校である可能性が浮上してくる。  

リチャード・E・グラントは、フランシス・コッポラの名作である1992年公開の『ドラキュラ』にも出演している。 ドラキュラの話には、ドラキュラ伯爵と戦うのは、ヴァン・ヘルシング博士だが、彼の教え子で精神病院の院長のジャック・セワード博士というキャラクターが登場する。

リチャード・E・グラントは、 この『ドラキュラ』で、ジャック・セワード博士を演じているのだが、ドラキュラといえば、スター・ウォーズと繋がりが深いのはご存じだろう。

スター・ウォーズ/新たなる希望』でターキン提督を演じたピーター・カッシングは、ドラキュラ映画シリーズ(1958年『ドラキュラ』~)のヴァン・ヘルシング博士役を演じていたし、ドラキュラ伯爵を演じていたクリストファー・リーは、『クローンの攻撃』および『シスの復讐』でドゥークー伯爵を演じている。

 つまり、 リチャード・E・グラントは、ドラキュラとも縁がある俳優で、その容貌も、少しだけ不気味さを持たせれば、ピーター・カッシングクリストファー・リーというイギリスの狡猾な老紳士にはぴったりなのままなので、その意味でも、ファースト・オーダーの将校役はきわめて可能性が高いのではないかと想像できる。

さて、彼の話はまだ続き、パインウッドに到着した彼は、最初にニナ・ゴールドと会ったようである。

 (R)そしたら、私のエージェントから電話がかかってきて、「パインウッド・スタジオに行く時は、彼らは車を迎えに寄越すのか?」と言ってきたんです。私はどうしてだ?と思いましたよ。そんなことこれまでになかったですよ。車で行ってミーティングをするなんてね。実際、彼らはそうしてくれて、そこへ行ったら、最初にニナ・ゴールドさんが笑顔で出迎えてくれました。「なぜ私はここにいるのですか?撮影するシーンなんて無いですよ。何も知らされてないですし・・」と言ったんです。そしたら「大丈夫。心配ないですから」と言われて、中に入りました。

この話は撮影の裏話として興味深い。なにせスター・ウォーズ である。どこから情報が洩れるかは細心の注意が払われているはずで、キャスティングに際しても、事前にそれがスター・ウォーズであることは全く持って秘匿されていたようだ。

ニナ・ゴールドについては説明不要だと思うが、スター・ウォーズ新三部作のキャスティングの責任者である。『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャスティングで有名であり、そのため新三部作には『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演していた俳優女優が多数出演しているのは以前も書いた通り(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をもう一度楽しむためのトリビア集 - StarWalker’s diary)だ。

 

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デイジー・リドリーとの共演も?レイの父親役の可能性は?

さて、彼の話はこの後も続く。彼はその後J・J・エイブラムス監督から演じるキャラクターについて説明を受けたらしいが、スター・ウォーズに出演するかも、と考えながらも、たんに代役のために呼ばれただけでは?とも半信半疑だった心中を語っている。

 (R)J・J・エイブラムス監督がデイジー・リドリーと一緒に座っていて、「やあ!こちらへ。どうですか?やりますか?」と。私は「何をですか?」と聞き返しました。彼は私に詳細を話してくれ、どういう役を演じるのか、そしてキャラクターの名前を教えてくれたと思います。それ以上の記憶はありません。ただずっと考えてましたよ。もしかしたらスター・ウォーズに出るかもと。彼らがこう言うのを待っていたんです「では、こちらに来て代役をやってもらいますよ。身長と年齢などを調べたいから」と・・でも、彼らはずっと喋り続けて・・

(J)ドナルド・サザーランドさんとか・・

(R)そう、でも彼らはずっと喋り続けて「どうです?やりませんか?」と聞きました。私は「もちろん、やりますよ」と答えましたよ。

さて、ここで面白いのは、デイジー・リドリーがJ・J・エイブラムスと同席していた点だろう。製作スタッフから、監督のJ・J・エイブラムスと、キャスティング担当のニナ・ゴールドがその場にいるのは当然だとして、キャストから唯一、デイジー・リドリーだけがその場にいたというのは不思議ではないか?これは、当然彼女が主演だからという理由だけなのだろうか?

これは、リチャード・E・グラントの出演交渉中の話であり、決定した後の顔合わせなどではないのだ。つまり、リチャード・E・グラントは、この時まだどんな役を演じるのかすら知らずにその場に連れてこられているわけで、普通に考えれば、デイジー・リドリーは居合わせる必要はないのだろう。

このことから考えると、リチャード・E・グラントのキャラクターは、デイジー・リドリー、すなわちレイと共演する重要な場面がある、もしくはレイにかなり深くかかわってくる人物であると考えられないか?

気になる点は、J・J・エイブラムスが、キャラクターの詳細をリチャード・E・グラントに語ったという点だろう。当然、役を打診するのに役どころの詳細を説明する必要があるが、私は、デイジー・リドリーはまさしく、そのためにこの場に居合わせる必要があったのではないだろうか、と思うのだ。そうなると、レイと何かしら関係のある人物である可能性が浮上してくる。

こうなってくると、当然ながら最近噂に出ているレイの父親と思しき人物(『スター・ウォーズ/エピソード9』~レイの父親は生きている?レイの両親に関する噂の続報~【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)について考えざるを得ない。噂で描かれるシーンは、かなりレイと重要なやり取りが想像され、これ以外にもエピソード9で、このキャラクターがレイと共演する場面が登場する可能性もある。

 

 

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まとめ

もしかすると、リチャード・E・グラントが演じるキャラクターこそが、これら以前の記事(『スター・ウォーズ/エピソード9』~レイの父親は生きている?レイの両親に関する噂の続報~【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)で紹介した茶色のローブをまとった男性キャラクターでレイと密接にかかわってくる人物である可能性はないだろうか?

そして、リチャード・E・グラントに対して、そのことを十分に説明するために、デイジー・リドリーはわざわざ呼ばれ、J・J・エイブラムス、ニナ・ゴールドと同席していた可能性は十分高い。

この男性がレイの父親かどうかはわからないが、レイは、劇中、レジスタンス側の人間でありながら、イギリス英語を話す唯一のキャラクターだ。リチャード・E・グラントは、イギリス英語を話すため、父親役だとしても矛盾しない。ただし、年齢的には若干離れている気はするため、これだけでは説得力に欠けるだろうし、仮に本当に父親なら、そんなネタバレは許さないだろうから、デイジー・リドリーと会ったことすら口止めされるに違いないので、父親説はもしかすると怪しいかもしれないが。

だが、もし、仮に、リチャード・E・グラントがレイの父親であれば、J・J・エイブラムスは、リチャード・E・グラントに「違う・・君が彼女の父親なのだ」と言ったかもしれない・・と想像してみた次第である。