StarWalker’s diary

映画スター・ウォーズに関する独自の考察、謎解き、分析、最新作のストーリー予想、最新情報を発信するブログ

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をもう一度楽しむ:レイアとポーの共通点徹底比較

 スター・ウォーズ映画最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、いよいよ公開まで2ヶ月を切り、予告編第2弾の公開をはじめメディアでの取り上げも多くなってきました。

  この度、当ブログですでに公開している様々な考察のほかに、『最後のジェダイ』を観る前に、新三部作の第一幕『フォースの覚醒』をもう一度見直して楽しむための記事をシリーズで投稿していきます。

 前回から『フォースの覚醒』の登場人物達と『新たなる希望』の登場人物の比較をしてきましたが、今回はレイ、フィンに続いての第3回目、レイアとポー・ダメロンについての共通点です。

 《!以後、ネタバレを含みます!》 

 

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反乱軍のリーダー

 『新たなる希望』から始まる旧三部作は、帝国軍と反乱軍の銀河内乱を描いた物語でした。しかし主要人物であるルーク、ハン、レイアのうち、最初から反乱軍のメンバとして登場したのはレイアだけだ。『フォースの覚醒』でも主要人物のレイ、フィン、ポーの3人のうち、ポーだけが物語冒頭からレジスタンスの一味、優秀なパイロットでありリーダーである人物として登場する。レイアは、銀河共和国の民主主義擁護者であった惑星オルデラン王室のベイル・オーガナ夫妻のもとで育てられた反乱同盟軍の申し子であり、ポーは反乱同盟軍でエンドアの戦いに参加したケス・ダメロン軍曹とパイロットであったシャラ・ベイ中尉の間に生まれたレジスタンスの申し子なのだ。

 

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ドロイドにおさめた重要な情報  

 『新たなる希望』ではデス・スターの設計図という重要な情報をもち、帝国軍から逃げていたレイア姫だったが、『フォースの覚醒』のポーも、ルーク・スカイウォーカーの地図という重要情報をもってファースト・オーダー軍の追撃から逃れようとしていた。『新たなる希望』ではレイアはR2-D2に、『フォースの覚醒』ではポーはBB-8にそれぞれ極秘情報を託す。

 このシーンも『新たなる希望』と『フォースの覚醒』では、ドロイドとレイアおよびポーの立ち位置が2つの映画で左右反転している。『新たなる希望』と類似の場面では、オリジナルと左右反転の構図を使うのは『フォースの覚醒』製作陣の常套手段で、他にも見られる。

 

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捕らわれの君

  『新たなる希望』でのレイア、『フォースの覚醒』でのポーはドロイドに極秘情報を託した後、暗黒卿に捕まってしまう。最初に別の人物が尋問を受け、殺されてしまい、隠れていたレイアおよびポーが銃で反撃するが、その直後に身動きを封じられ、捕らえられてしまう流れも同じだ。ここでも『新たなる希望』と『フォースの覚醒』では、敵味方の立ち位置の関係を左右反転させているのがわかる。

 

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尋問

 捕らわれた二人は尋問を受ける。『新たなる希望』でレイアはダース・ヴェイダーに反乱軍の秘密基地の場所の口を割らせようとする。『フォースの覚醒』でポーはカイロ・レンから執拗にスカイウォーカーの地図の場所を尋問される。

 

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ストームトルーパーの格好をした仲間に救出される

  『新たなる希望』でダース・ヴェイダーに捕まり尋問のため捕らわれていたレイア姫だが、ミレニアム・ファルコン号でやってきたルーク一行によって救出される。ルーク、ハンはストームトルーパーに化ける。『フォースの覚醒』でもフィンは元ストームトルーパーだが脱走を決意して。ポーを救出する。ストームトルーパーの格好をした仲間に救出される点も同じだ。

 

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極秘情報の中身を知らせる

 『新たなる希望』で無事に救出されたレイア、ドロイドに収めた情報がデス・スターの設計図であり、帝国に対しての戦いはまだまだこれからだと説く。姫を救出したことで礼金にしか頭にないハン。『フォースの覚醒』でも、ポーはフィンに救出されるが、ドロイドを回収するためジャクーに戻ろうとする。ファースト・オーダーから逃げたいフィンに対して、ドロイドには敵味方が血眼になって探しているスカイウォーカーの地図が収められていることを明かす。

 

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射撃の腕前

  ファンの間では有名だが、意外なことに旧三部作のレイアの射撃の腕はピカイチだ。ブラスターを使えばストームトルーパーを確実に仕留めるトルーパー・キラーなのである。旧三部作では12発中8発命中で命中率66%の成績。これはチューバッカ(63%)、ルーク(62%)、ハン(57%)よりも高く旧三部作のキャラクターでは堂々の1位なのだ。ポーは『フォースの覚醒』の惑星タコダナで、17秒間に10機のTIE戦闘機を撃墜、ストームトルーパーを3人吹き飛ばしており段を抜いて撃墜王にふさわしい腕前を持っている。 

 

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 まとめ

 レイ、フィン、ポーの三人は、旧作のルーク、ハン、レイアと同じ物語の核をなす三人です。反乱軍のリーダーであるレイア姫が持っていたデス・スターの設計図という極秘情報を始まりに、自身の本当のアイデンティティに気がつかないまま銀河内戦と無関係に生きてきた田舎少年と宇宙海賊が、銀河に平和をもたらす冒険に巻き込まれて行くのが旧三部作でした。
 ポー・ダメロンもレジスタンスを率いるレイア将軍の最も信頼できるパイロットとして登場します。ポーの救出をきっかけにしてフィンはレジスタンスと出会い、レイもまたスカイウォーカーの地図を持つポーの相棒のドロイドと出会います。レイアもポーも生まれながらにして自由の戦士として戦うべき同じ運命を背負ったヒロインそしてヒーローです。
 12月15日に迫った『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。故キャリー・フィッシャーの遺作となってしまった今作。かつて反乱軍を率い、そしていまやレジスタンスを率いる将軍となり、再び銀河の自由と平和のために戦うレイア、そしてその下でレジスタンスの次世代のリーダーとして活躍するポー。スターキラー基地の破壊に成功したものの、次回作では、ファースト・オーダーの逆襲によりより窮地に立たされるレジスタンス。二人の信頼関係もより深く描かれることになりそうです。
 故キャリー・フィッシャーとポー・ダメロン率いるレジスタンスの戦いにフォースのご加護がありますように!

 

 

スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をもう一度みよう!