StarWalker’s diary

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『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』・監督、出演者のインタビュー特別映像「Making Solo Featurette」が公開!【ネタバレ・考察】

 米国では遂に5月25日の公開日まであと1週間をきりました。『スター・ウォーズ』シリーズ最新作である『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』はすでにプレミアなどで試写からの感想がメディアなどで流れていますが、今回映画のメイキング、キャスト、スタッフのインタビューを含んだ最新映像が公開されました。

《本記事は、多分に映画『ハン・ソロ』に関するネタバレを含みます。またここで書かれている内容は筆者によるストーリーの予測と推測を含むものであり、公式なものではありません。》

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コレリア

 今回の映像は、前回の『Becoming Solo』と異なり、メイキング映像が中心で、インタビューも出演者側よりもスタッフ側のコメントが多く収録されたものになっている。映像の冒頭では、惑星コレリアではハンの若き日の冒険の一部と思われるランドスピーダーの撮影風景の映像が公開された。 

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  撮影監督のブラッドフォード・ヤング(『メッセージ』『完全なるチェックメイト』)のインタビューが収録されている。彼はこの映画は「逃げ回る反乱者たち(Rebels on the run)」の物語だと語る。そして、撮影に際して「すべてが自然である」ように心がけたと語る。

One of the things that strike me is that this film had to be natural. It has to be about the characters putting their feet on natural surfaces.

この映画は自然でなければならないと思えました。自然な地面に足を置くキャラクターたちの物語だ。

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So I just felt like everything had to be coming from the right place. Where'd that be where the camera is placed, where'd that be where the lighting is coming from. All have to feel legitimate. 

ですから、すべては適切なところ生まれるものでなければならないとね。カメラをどこに置くか、照明はどう当てるか、すべてが最もらしくなければね

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 ベケット、ハン、キラ、そしてチューバッカがエンヴィス・ネストと対面する砂浜だが戦闘シーンもあるようで、今回はそのメイキングの様子も含まれている。 また、ロン・ハワード監督も撮影監督のブラッドフォードのスタイルについて語る。

Bredford is a tremendous artist. He has a fantastic sytle visually built from character and story. 

ブレッドフォードは素晴らしいアーティストだよ。キャラクターと物語から生み出された非常に素晴らしい映像スタイルを持っている。

ホワイト・ワーム

 メイキング映像には、前回の『Becoming Solo』に登場していたモロクとハン、キラが同一セットに登場する場面の撮影風景も登場。 ここはモロクとハン、キラが水中から姿を現すモンスターのような生物と対面する場面だ。このシーンでは、ハンもキラもスピーダーチェイスシーンと同じ服装をしているので、惑星コレリアである。モロクはスタント俳優のハーレー・ダースト、声の出演は、アンドリュー・ジャックが演じる

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 レゴ商品のウェブサイトのミニフィグに関する説明(LEGO® Star Wars™ - Characters and Minifigures)から、どうやらモロク、ハン、そしてキラは、惑星コレリアのホワイト・ワーム(White Worms)という悪名高いギャングの一味ということらしいことが明らかになっている。

 そして、ホワイト・ワームというのは彼らの使えるギャングの親玉で、以前の映像に登場していた、この水中から現れる不気味なモンスターのことのようだ。ワームというくらいでどうやら虫のような生き物らしいが、光に弱く水中や暗闇に生きているようだ。ちなみに、モロクもこのホワイト・ワームと同様に光に弱いらしく、それゆえ彼はヘルメットを被っているということらしい(Moloch™ - LEGO® Star Wars™ - Characters and Minifigures)。

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ミンバン 

 惑星ミンバンで一緒に戦っているベケットとヴァルのシーンの一部も登場する。激しい銃撃戦で銃弾が飛び交う中、戦いを指揮するベケット。 二人は塹壕に入りながら共に戦うようだ。帝国軍に志願したハンも、経緯は不明だがこのミンバンでの戦線に送り込まれ、ここでベケットとヴァルと知り合うと思われる。

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ケッセル

  今回の映像では、ロン・ハワード監督とブラッドフォード・ヤング撮影監督が会話するメイキング中のワンシーン。奥にはソロ役のオールデン・エアエンライクがいる。黄色い岩肌のような背景は、このメイキング映像の後半でもたびたび登場してくるが、舞台はおそらくケッセルだろうと思われる。 

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ドライデン・ヴォスの取り巻き?

 本作には『スター・ウォーズ』世界には欠かせないメークアップ・アーティスト達によって生み出されたスター・ウォーズ銀河に生きるキャラクターたちが登場する。今回のメイキング映像の中ではドライデン・ヴォスのアジトに集まっている者たち数名がクローズアップで紹介される。メイクアップ・デザイナーのアマンダ・ナイト、そしてヘア・デザイナーのリア・トブリン=フィッツパトリックは、それぞれ『スター・ウォーズ』におけるヘア・デザインは「やり過ぎないこと」が良く、「シンプルで力強いルックス」が上手くいくと語る。

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キー・トルサイト

 今回のメイキング映像には本編からの映像も挿入されている。 まずは、キラと対面しているエイリアンのキャラクターは、こちらの記事で以前紹介(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』についてわかっていること【ネタバレ・予想】 - StarWalker’s diary)したキー・トルサイト(Quay Tolsite)で、ハン、ランド、キラ、ベケット、チューバッカ、L3-37は、ケッセルにやってきて、このキー・トルサイトと出会うに違いない。

 キー・トルサイト(Quay Tolsite)については、パイク・シンジゲート(Pyke Syndicate)と呼ばれるケッセルに縄張りをもつシンジゲートの親玉らしく、腐敗し貪欲で、労働者の幸福よりも利益を欲する人物ということだ(Quay Tolsite™ - LEGO® Star Wars™ - Characters and Minifigures)。 

 ちなみに、キー・トルサイトを演じるのはディー・テイルズDee Tails - Wikipedia)のようだ。彼は『ローグ・ワン』でもドロイドL―1を演じたり、『フォースの覚醒』でマズ・カナタの城にいたエイリアンの一人であるクラティナス(クラティナス | Wookieepedia | FANDOM powered by Wikia)や『最後のジェダイ』でスローウェン・ロー(スローウェン・ロー | Wookieepedia | FANDOM powered by Wikia)を演じていた。

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 何かを狙撃するように銃を構えている仮面をつけたエイリアン。仮面は左右に開閉できるタイプで顔を隠したりている。黒い仮面に縁にそって細い金色の線がはいっているデザインと首回りに毛で拵えた襟巻のようなものがついているのは、記事冒頭でも紹介した砂浜で登場する兵士の一人。エンヴィス・ネストの取り巻き(クラウド・ライダーズ)の一人だろうか? 

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BB-DB

 さらに新しいタイプのドロイドの映像も登場する。これはケッセルで働いているドロイドBB-DBが登場。こちらも、レゴ商品『75212-Kessel Run Millennium Falcon』に含まれていたミニフィグ・キャラクターの一人だ。この場所は、以前の予告編映像(『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』・TV予告編第1弾「Crew」が登場!【ネタバレ・考察】 - StarWalker’s diary)に登場していた場所と同じで、ケッセル鉱山の司令塔の中ではないかと思われる。

 また、本作には、別に赤色をしたヒューマノイド型のケッセル・オペレーション・ドロイド(Kessel Operations Droid™ - LEGO® Star Wars™ - Characters and Minifigures)というキャラクターも登場するはずだが、ケッセルではこのようにキー・トルサイト(Quay Tolsite)によって人間だけでなくドロイドも労働に使役されていると思われ、ケッセル・オペレーション・ドロイドもその一人だと思われる。

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衣装デザイン

 本作の衣装、コスチュームデザインについても触れられている。ランド役のドナルド・グローヴァ―がランドの持っている自慢のケープについて「すべてとってもクールだよ」と語る。コスチューム・デザイナーのデヴィッド・クロスマンとグリン・ディロンのインタビューコメントも収録している。

This particular film has been the most costumes we’ve ever produced for a Star Wars film. We’ve made well over a thousand costumes for this. 

この映画では、スター・ウォーズの映画としては過去最多のコスチュームを拵えたものになりました。これだけで1000着以上のコスチュームを作りました。

 デヴィッド・クロスマンとグリン・ディロンは新三部作、そして『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で衣装、コスチュームデザインを手掛けている二人だ。ここで言っている「スター・ウォーズ映画としては」というのがエピソード1から6までを含んでいるのかは疑問ではある。しかし、予告編でもこのメイキング映像でも登場するキャラクター数は多く、それぞれがユニークな衣装を着ているので、その数は確かに膨大なものであることは間違いない。

 帝国軍

 メイキング映像の後半には、これまであまり登場しなかった帝国軍側を映した映像が登場している。予告編にも登場していた惑星コレリアにある思われる帝国軍の施設と、そこに現れるハン。予告編にも描かれていたようにハンはパイロット志望で、帝国軍に入隊しようとすると思われる。

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 上記と同じセットでの撮影現場の様子。壁には帝国軍の紋章の入ったタペストリーがかかっているのがわかる。ちなみに、本作では『新たなる希望』の10年前、帝国軍の最盛期が描かれるが、この時代背景をデザインするにあたって、製作側は、銀河内乱時代を第二次世界大戦としたときに、第一次世界大戦時代的な要素をかなり参考にして様々な要素をデザインしていると思われる。

 例えば、ミンバンのマッド・トルーパーの兵士服のデザインや、ヘルメットには少なからず第一次世界大戦で登場したガスマスクの影響や、ベケットやヴァルが塹壕にはいって戦う様子などは、第一次世界大戦塹壕を思い出させる。 

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  一列に並んだ帝国軍将校たち。さて、彼らは一体どのような役割でここに登場しているのだろう。帝国軍の階級バッジは一目見ただけでは階級が非常にわかりにくいのだが、この場面では一人を除いて階級バッジがはっきり写っているので推測してみたい。

 一番左の辛うじてバッジが見えている人物は、5つタイルで青3赤2だが、これは帝国海軍の佐官の最上位、大佐相当(Commander)に相当する。その右の人物は、赤6つで帝国陸軍の将軍(General)だ。そして一人はスタッフの影に隠れてバッジが分からないが、右から2人目が青3赤1で帝国陸軍の尉官の最上位で大尉相当(Captian)になる。一番右が黄4つ。実は黄色はかなり特殊で、帝国軍の付帯サービス部門で研究開発やロジスティックスを担当す部署になるが、黄4つは尉官の最上位で大尉相当(Captian)となる。

 まとめると、部署も階級にも一貫性がないので、たんに撮影準備前のワンシーンと言うことで、整列していることには意味がないのだろう。

 だが、予告編で出ていた帝国軍に志願するハンに質問をしていたリクルータの階級バッジは青3赤2の帝国海軍大佐相当の将校だったので、もしかするとこの画面の左端にいる男がそれにあたるのかもしれない。 

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その他のキャラクターたち

 惑星ケッセルの鉱山労働者だろうか? これまで出てきた情報などから考えると、ケッセルではキー・トルサイト(Quay Tolsite)率いるパイク・シンジゲート(Pyke Syndicate)がケッセルの鉱山労働者を牛耳っているようなので、彼らはキー・トルサイトの下で働かされている人々だと思われる。また、ドライデン・ヴォスのアジトで踊るダンサーの姿もクローズアップされる。

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 映画本編の映像からランドとキラの対面シーンの一部も公開。お洒落に着飾ったキラに対して、ランドが賛辞を送る。さらに、衣装デザインと作品に関しては、キラ役のエミリア・クラークも「とても美しい出来上がり」「素晴らしい作品」と断言する。

まとめ

 あっという間にあと5日ほどで全米公開、そして1か月で日本公開となった『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は前評判はかなり好評。予告編映像などを見ても個人的にはかなり期待が持てそうだ。さて、5月25日を過ぎると、映画のあらすじは当然ながら、それ以外にも様々なネタバレ情報が流れてくると思いますが、このブログで、どこまでネタバレ記事を書くかは悩み中だったりします。

 これまで通り、予告編レベルで登場している映像に関しての紹介はやりますが、それ以上の物語の重要なネタバレを含むものは記事を書きながら考えます。6月の日本公開前まで情報を必要最低限に遮断しておきたい読者にも、逆にとにかく映画の内容が先に知りたいという読者の方にも楽しんで頂けるよう記事を書いていきたく思っておりますので、引き続きよろしくお願い致します。

 

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