スター・ウォーズ新三部作はその完結編となるエピソード9が撮影中です。以前の記事の中で、中東のヨルダンでのロケ撮影が噂に上がったことを紹介しましたが、これについてより詳しい情報がわかってきましたので紹介します。
《!以後、『エピソード9』のネタバレを含みます。ただし今回紹介する情報はあくまでも噂に過ぎないものであるため真偽の保証はありません。》
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ワディ・ラムで撮影か?
今回、ロケ地として噂されるヨルダンは、正式にはヨルダン・ハシェミット王国といい、イスラエル、サウジアラビアなどと国境を隣接する中東の国だ。
以前の記事(『スター・ウォーズ/エピソード9』~レイの帰還は描かれるのか!?ジャクーまたはジェダの再登場の可能性~【ネタバレ】 - StarWalker’s diary)で紹介したように、『フォースの覚醒』では、惑星ジャクーの撮影が、アラブ首長国連邦のアブダビとルブアルハリ砂漠で行われたが、ヨルダンは当初ジャクーのロケ地候補に挙がっていた土地である。なお、『フォースの覚醒』では最終的なロケ地からは外れたものの、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で、代わりに惑星ジェダの撮影地として利用された。
先日、スター・ウォーズに関する有力な情報サイトであるスター・ウォーズ・ニュース・ネットに掲載された情報によると、ヨルダンのワディ・ラムと呼ばれる地域(ワディ・ラム - Wikipedia)にどうやらエピソード9のためのオープンセットと思われるものが出来つつあるようである(A Possible Filming Location for Star Wars: Episode IX Has Been Discovered - Star Wars News Net | Star Wars News Net)。
ワディ・ラムは、『ローグ・ワン』で惑星ジェダの撮影が行われたが、それ以外にも『オデッセイ』(2015年・米)や『アラビアのロレンス』(1962年・英)などの撮影が行われた土地であり、エピソード9のロケ地に選ばれたとしても不思議ではない場所である。
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デイジー・リドリーの目撃情報も
今回のリーク情報は、ワディ・ラムを通過したというヨルダン在住の目撃者からの情報だが、内容を見てみると比較的信憑性のありそうな情報である。スター・ウォーズ・ニュース・ネットで紹介されている情報は5つあるので紹介する。ちなみに写真をご覧になりたい方は、こちらのリンク(A Possible Filming Location for Star Wars: Episode IX Has Been Discovered - Star Wars News Net | Star Wars News Net)を参照いただきたい。
- ランドスピーダーを艤装したと思われる車のようなものが見えた。1つはレイのオレンジ色のアイスキャンディー型のスピーダーに似ている。
- ほぼ間違いなくデイジー・リドリー(あるいは他の女優)が警察の警護付きで、ラクダでのツアー案内を受けていた。
- 多数のテントとエイリアンを模した段ボール、多数のパイロンが立っているのを確認した。エイリアンは、どうやら二モーディアン(ニモーディアン | Wookieepedia | FANDOM powered by Wikia)のように見える。雰囲気はジャクーのようである。
- 多くのテントとトレーラー、荷物コンテナでこしらえられた町がある。小道具を設営するための場所だと思われる。
- 次の日にワディ・ラムを去る際に、別ルートをとるように言われた。その理由はパイロテクニクス技術を使った映画撮影をしているためだという。
これらの情報は、ほぼ間違いなくオープンセットを設営中と思われる様子だ。また、パイロテクニクスを使った撮影というのは非常に興味深い。パイロテクニクスとは火工術のことで、火炎放射や閃光など炎や花火などの火工品を使った技術、とそれを用いた演出のことだが、パイロテクニクスが必要になるシーンとなると、戦闘シーンや、あるいは『フォースの覚醒』の冒頭で登場したような、ファースト・オーダーのジャクーの侵略と虐殺シーンなどが思い出される。
セットはまだ設営中と思われるが、仮にレイが登場するとなると、やはり可能性が高いのは、惑星ジャクーで、レイがエピソード9でジャクーに戻ってくる可能性はかなり高いと思われる。また、二モーディアンが登場する可能性が高いらしいことも注目すべき情報だ。
旧作とのつながり
今回投稿された写真を見ると、砂漠の中に立つ多数のニモーディアンの群れは、その惑星の現地民を模したものように見える。ジャクーにニモーディアンが住んでいるとは聞かないので、だとすると惑星ニモーディアあるいはケイト・ニモーディアが登場するのだろうか?
関連して気になるのは、エピソード9は他にもイタリアやカリフォルニアでのロケ撮影が予定されているようだという点だ。
イタリアはパドメの出身惑星であるナブーの撮影がされた場所であり、カリフォルニア州にあるレッドウッド国立公園は『ジェダイの帰還』で緑の月エンドアとして登場した。
エピソード9は、新三部作の完結編というだけでなく、これまでの全ての三部作の完結編と位置づけられているが、そうなるとエピソード1で登場したニーモディアンや、ナブー、エンドアなどの惑星が再び登場する可能性もある。
新三部作では、今のところエピソード1から6に登場した惑星の再登場はなかったわけだが、エピソード9ではあり得るかもしれない。
まとめ
今回、現地で目撃されたのがデイジー・リドリーだとしたら、エピソード9である可能性は高く、どうやらこちらの最新情報(Episode IX: More Details on Jordan Filming - Star Wars News Net | Star Wars News Net)でも100%エピソード9の撮影で間違いないだろうということだそうです。一方で、ジョン・ファヴローの実写テレビシリーズの撮影が開始されており、あるいはその撮影である可能性も否定できないため、様々な期待をしつつ続報を待ちたいところです。